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サイトロンジャパン、天体撮影に特化した「Askar」シリーズ
レンズ2機種とアクセサリー2種類を発売
2020年10月20日 00:00
株式会社サイトロンジャパンは、Jiaxing Ruixing Optical Instrument社が天体撮影用途に特化して展開する新ブランド「Askar」シリーズのレンズ2機種とアクセサリー2種類を10月9日に発売した。いずれも価格はオープン。
レンズのラインアップは「Askar ACL200」と「Askar FRA400」。いずれも35m判フルサイズのイメージサークルに対応したMFレンズ。両機種とも48mm/P0.75mm規格のマウントを採用しており、カメラに装着する際は同規格に対応したアダプターを併用する必要がある。例えばM48規格に対応したアダプターには「Sky Watcher M48 カメラアダプター(ニコンF/キヤノンEF/ソニーA)」がある。
10月21日17時追記:記事初出時に「Sky Watcher M48 カメラアダプター」の対応マウントについて「ソニーE」と記載していましたが、Aマウントの誤りでした。お詫びして訂正いたします。
Askar ACL200
天体写真撮影のために特別に設計したという実焦点距離200mmのマニュアルフォーカスレンズ。35mmフルサイズのイメージサークルをカバーする。店頭予想価格は税別8万5,000円前後。
レンズ構成は2枚のEDレンズを含む3群6枚。
レンズ後部にフィルターアダプターを搭載しており、2インチのフィルター装着に対応する。対物レンズ側のフィルター径は82mm。
レンズは構図変更のために回転も可能。
三脚座には1/4インチと3/8インチネジ穴を備えたアリガタプレートを採用。
絞り羽根は10枚。最短合焦距離は約3m。絞りはF4~F22。
外形寸法は100×195mm(最短)、重量は約1.8kg。
Askar FRA400
2枚のEDレンズを含む5枚玉アポクロマート設計のレンズ。実焦点距離は400mm、F値はF5.6。店頭予想価格は税別13万5,000円前後。
接眼部には3インチ径のラックピニオン式フォーカサーを採用しており、微細なピント合わせが可能だとしている。フラットナーにより星像が周辺までシャープに写るという。
アイピースを取り付けるためのアダプター(2インチ、31.7mmサイズに対応)が付属しており、眼視観測にも対応する。
レンズを360度回転させられる機構を装備。フードは伸縮式を採用している。
イメージサークルは44mm(35mmフルサイズ対応)。バックフォーカスは140mm。全長は317mm(フード収納時)、重量は約2.6kg。
カメラ取り付けアダプター(M48規格に対応したアダプターを取り付けるためのもの)、鏡筒バンド、アリガタプレートが付属している。
FRA400用 F3.9レデューサー
「FRA400」専用の0.7倍レデューサー。店頭予想価格は税別3万円前後。
FRA400に取り付けた場合、実焦点距離280mm、F3.9になる。カメラへの取り付け部はM48規格。バックフォーカスは55mm。49mm径のフィルター取り付け用のネジを装備している。