天体撮影用ブランド「Askar」から1,000mm鏡筒やレデューサー、ミラーレスカメラアダプターなど

Askar 130PHQ

株式会社サイトロンジャパンは、Jiaxing Ruixing Optical Instrumentの新製品「Askar 130PHQ」鏡筒ほか、関連アクセサリの「Askar 107/130PHQレデューサー」「Askar80PHQレデューサー」「Askar M48/M54カメラアダプター（SONY E用／Canon RF用／Nikon Z用）」「Askar コリメーションアイピース アメリカンサイズ」を11月11日に発売する。

Askarとは、Jiaxing Ruixing Optical Instrumentが天体撮影用途に特化して展開するブランド。鏡筒をはじめ、レデューサーやアイピース、コネクションプレートなどの対応アクセサリーをラインナップしている。

Askar 130PHQ

EDレンズ2枚を含む対物レンズ3枚と、後群にフラットナーレンズ1枚という計4枚のレンズ構成を採用したフラットフィールド・EDアポクロマート屈折望遠鏡。伸縮式フードを採用している。

全てのレンズが鏡筒の適切な位置に固定され、バックフォーカスを微調整しなくても、周辺減光や口径食の影響が少ないという。

有効口径は130mm、焦点距離は1,000mmで口径比はF7.7。別売のレデューサーを使用すると焦点距離700mmで口径比はF5.4となる。

快適に正確なピント合わせを行うため、ラックアンドピニオンフォーカサーには減速装置を標準で装備。

約110mmの長い繰り出し長を持ったドローチューブには目盛を備え、素早く正確にピントを合わせができるという。

付属する撮影用4ピースカメラアダプターは、M68、M54、M48での接続に対応。また、アイピースを使用して、肉眼での月や惑星、星雲星団の観測も行える。

この他、鏡筒バンド、鏡筒ハンドル、幅広タイプのドブテイルバーを標準装備。専用ハードケースも付属する。

伸縮式フードを採用

Askar 107/130PHQレデューサー

「Askar 107PHQ」と「Askar 130PHQ」に最適化された0.7倍の撮影用レデューサー。

直焦点のシャープネスを損なわずに焦点距離を短縮し、F値を明るくして、PHQ鏡筒の写真性能を更に引き出せるという。

イメージサークルは、いずれもフルサイズセンサーをカバーする44mmを確保。「Askar 107PHQ」に取り付け時はF4.9、「Askar 130PHQ」取り付け時ではF5.4になる。

Askar80PHQレデューサー

「Askar 80PHQ」専用に設計された0.76倍レデューサー。口径比をF5.7まで明るくできるようになる。

イメージサークルは、フルサイズセンサーをカバーする44mmを確保。装着することによって光軸上の最小スポット径は約1.6μmとなり、直焦点よりもさらにシャープな像を得られるという。

Askar M48/M54カメラアダプター

M54×P0.75mmとM48×P0.75mmの接続に対応したミラーレスカメラ用のカメラアダプター。キヤノンRF用、ソニーE用、ニコンZ用の3種を用意する。

付属のM48用/M54用アタッチメントを変更することで、光路長の増減なくM54とM48の接続を切り替えて使用できる。

なお、M48アタッチメント使用時は、アダプター内部にM48×P0.75mmフィルターを取り付けることができ、望遠鏡側にフィルターが取り付けられない機種であっても、フィルターを使用した撮影が可能となる。

また、望遠鏡側接続面からセンサーまでのバックフォーカスを55mmにでき、さまざまな補正レンズや望遠鏡で光路長の調整なくそのまま使用できるという。

Askar コリメーションアイピース アメリカンサイズ

ニュートン式、カセグレン式など、多くの反射望遠鏡の光軸の確認や調整に使用できる、1.25インチアメリカンサイズ（31.7mm）のチェシャ型コリメーションアイピース。