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Sky-Watcher、安定性を重視した赤道儀「CQ350PRO」
2023年8月30日 10:30
CQ350PRO赤道儀
一般的なドイツ式赤道儀と比べ、マウントの重心を三脚中心に近づけたことにより、より安定性に優れるという赤道儀。希望小売価格は税込53万3,500円。
赤経・赤緯の固定は、クラッチ式を採用。確実なロックとクランプ解放時のスムースな回転を両立したという。
また、極軸合わせ用の方位調整ノブと高度調整ノブは、手袋を着用した状態でも回しやすいよう大型のノブを採用した。
鏡筒を取り付けるアリミゾは幅狭(45mm)・幅広(75mm)両タイプに対応。市販されている多くの望遠鏡が搭載できるという。
オートホームポジション機能を搭載し、観測開始前にマウントをホームポジション位置にセット可能。
付属のSynScanハンドコントローラーのほか、「SynScan Pro app」をインストールしたPCやタブレット端末からの操作にも対応する(オプションのWi-Fiアダプターが必要)。
搭載可能重量は35kg。ウォーム歯数は赤経側が308枚、赤緯側が288枚。ベルトドライブを介してのステッピングモーターで駆動する。
カメラなどの電子機器アクセサリーを搭載時に、ケーブルの管理がしやすいケーブルマネジメントシステムを採用。鏡筒を搭載するドブテイル部には、USB 3.0ポート×4、電源ポート×3、出力AUXポート×3を備えている。
さらに、マウント本体には、入力AUXポート、PC接続用USBポート×1、USB 3.0ポート、オートガイダーポートを各1つ配置する。
EQ8赤道儀シリーズのピラー三脚に搭載もできる。
主な仕様
- 搭載可能重量:約35kg(鏡筒の形状により異なる)
- マウント質量:19kg(カウンターウェイト、三脚を除く)
- カウンターウェイトシャフト質量:2.5kg
- カウンターウェイト:10kg×2
- ウォームホイール歯数:赤経308枚、赤緯288枚
- アリミゾ規格:45mm幅レール、75mm幅レール
- 高度調整範囲:10度~70度
- トラッキングレート:恒星時、太陽時、月時
- オートガイドスピード:0.125x、0.25x、0.5x、0.75x、1x
- ハンドコントローラー:SynScanハンドコントローラー
- データベース:約42,000個の天体データ(Messier、NGC、IC、SAO、Caldwell、二重星、変光星、固有名、惑星)
- オプション接続用ポート:USBポート(USB Type-A)×4、電源ポート(内径2.0mm/外径5.5mm)×3、AUXポート RJ10、RJ12、RJ45モジュラージャック×各1
CQ350PRO赤道儀用三脚
1段目のパイプ径が約70mmの高剛性ステンレス脚を採用した「CQ350PRO赤道儀」用の三脚。希望小売価格は税込12万2,375円。
同社によると、EQ8赤道儀シリーズの架台を搭載した場合、高度調整ネジのジャッキハンドルが三脚に干渉し、高度調整が行えないという。
また、仮に組み合わせた場合、三脚とカウンターウェイトが干渉するため、高度調整範囲の最低高度は約30度となる。
主な仕様
- 質量:約16kg
- 伸長:1,290mm
- 縮長:920mm
- 全高:750mm~1070mm
- パイプ径:1段目約70mm、2段目約60mm
- 開脚時一辺の長さ:縮時:1,060mm/伸長時:1,430mm