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LAOWA、PL/EF/Eマウント対応の「12mm T2.9 Zero-D Cine」

大口径非球面とEDレンズで、歪みや色収差を抑制

株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAのシネマレンズ「12mm T2.9 Zero-D Cine」を6月15日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別20万円前後。PLマウントのほかに、キヤノンEFマウント、ソニーEマウントをラインアップしている。

35mm判フルサイズに対応した焦点距離12mmの広角レンズ。合計2枚の非球面レンズを採用し、無限遠から近距離まで「ほぼディストーションゼロの性能」を実現したという。また、3枚の特殊低分散ガラスを採用することで、色収差を極めて少なくした、としている。レンズ構成は10群16枚で、すべてのレンズ面に低反射多膜コートを施すことで、ゴーストやフレアの発生を抑えたという。

T値はT2.9。最小絞り時はT22となる。レンズ筐体は金属製とすることで耐久性と組立精度を確保したという。なお、フィルターの取りつけには対応していないが、114mmのアダプターリングによりマットボックスの取りつけに対応している。

LAOWAは、中国を本拠とするVenus Optics社が擁する交換レンズブランド。2016年の日本上陸以来、小型の超広角レンズ、高倍率マクロレンズなどのラインアップを拡充させてきた。

製品の主な仕様

フォーマット:35mm判フルサイズ
焦点距離:12mm
絞り範囲(T値):T2.9~T22
レンズ構成:10群16枚
絞り羽根枚数:7枚
最短撮影距離:18cm
画角:121度
最大径×全長:約102×87mm
重量:約675g

本誌:宮本義朗