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Profoto B10シリーズをiPhone撮影時に使える「Profoto AirX」システム

ファームアップで対応 無料のProfotoアプリでシンクロ

プロフォト株式会社は7月8日、モノブロックストロボのProfoto B10シリーズ(B10/B10 Plus)とスマートフォンを同期させることができるシステムの開発に成功したと発表した。技術名称は「Profoto AirX」(プロフォト・エアーエックス)。iOS用のProfotoアプリに実装される(発光制御はマニュアルのみ)。Android版に関するアナウンスは発表時点ではない。

Profoto B10シリーズは小型軽量なバッテリー式モノブロックストロボ。上位モデルのProfoto B10 Plusは最大500Wsの出力を有している(Profoto B10は250Ws)。モデリングライトとして使用可能なLED定常光を備え、明るさと色温度も調整も可能。

同システムは、スマートフォンによるストロボ活用の幅をさらに広げることにつながる試みだ、と訴求している。1灯ライティングから、スタジオ撮影の多灯ライティングまで対応するという。カメラ性能が年々向上していくスマートフォンだが、同社はフォトグラファーにとって今後より多くのシチュエーションで選ばれるツールになるだろう、としている。

スマートフォン関連のProfoto製品といえば、同社が2019年9月に発売した「Profoto C1シリーズ(C1/C1 Plus)」がある。円柱状の本体とドーム型のディフューザーが外観上の特徴。フラッシュまたは定常光として使用可能なLEDライトで、光量と色温度の調整ができ、演色性の高さも特徴としている。手持ちできるサイズで自由にアングルを変えながら柔軟に撮影ができることから、スマートフォンでの撮影の可能性を広げる製品として訴求している。こちらもProfotoアプリから使用可能。

Facebookライブを実施

日本時間の7月10日0時から、今回の発表についてスウェーデンのProfoto本社からFacebookライブ(英語)を実施するという。

本誌:宮本義朗