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室内撮影による作品をオンライン上で展示する試みがスタート

ハービー・山口氏が呼びかけ 公募形式で順次公開

The Chain Museumは、同社が運営するアートプラットフォーム「ArtSticker」内の特設ページ上でオンライン写真展「STAY HOME展~写真家が自室で見ているものたち~」を開催している。

国内外で活動する写真家の作品を対象に、写真家が自室で撮影した作品をオンライン上で発表する、という公募形式の写真展。

開催にあたり、ハービー・山口氏は以下のように呼びかけている。

「STAY HOME」がこの難関を収束させるために私たちが出来る最も重要なことです。

ですが室内に籠ることは退屈で、落ち込んだりする原因の1つになりかねません。しかし、我々写真家には室内で過ごしたからこそ撮れた写真があるのではないでしょうか。自分の家の中で撮影した作品を見直し、「STAY HOME」を少しでもポジティブに考え、この時代を乗り越えようではありませんか!

いつも見ている自室の窓からの風景、見飽きた壁についた生活の跡、大切にしているライトスタンド、自分のシルエット、家族の肖像……。こうした写真が、見た人に共感や生きる希望を与えないとも限りません。そうした一枚を同じ問題に直面している世界中の皆さんと共有したいと思います。

-ハービー・山口 (写真家)

新しい飛行ルートで羽田へ向かう飛行機とスーパームーン (c)Herbie Yamaguchi
反射する絵 Painting with reflection (c)Herbie Yamaguchi

参加方法

[1]STEP1

ArtStickerをダウンロードし、ユーザー登録
https://artsticker.app/r/dl

[2]STEP2

以下の内容を toi@t-c-m.art まで送付
1.メールタイトルに「STAY HOME展参加」と記載
2.メール本文に、名前/プロフィール・受賞 個展歴(URL可)/ポートフォリオ(URL可)/STEP1で登録したユーザー名と登録メールアドレスを記入
応募受付後、審査を実施。The Chain Museumがアーティストアカウントを発行&ダッシュボードのURLを通知

[3]STEP3

PCからダッシュボードにアクセスし、ログイン

[4]STEP4

口座情報/アーティスト情報/自室で撮影した作品を登録し、作品申請

イベント名

写真展『STAY HOME展』~写真家が自室で見ているものたち~
PHOTO EXHIBITION " STAY HOME"~ What the photographers found in their rooms.

会期

2020年5月6日(水)まで
※緊急事態宣言が解除されるまで
会期後は、ページはアーカイブされる

募集期間

4月13日(月)~5月3日(日)23時59分まで

作品公開日

登録された作品から特設ページに順次公開

企画(敬称略・順不同)

ハービー・山口
The Chain Museum(ArtSticker)

出展者(敬称略・順不同)※4月14日時点

ハービー・山口(写真家 エッセイスト)
Sarah Fujiwara(artist)
SARAI MARI(photographer)
鈴木淳(artist)
藤田一咲(写真家)
新井悠史(写真家)
KOUKI HATANO(写真家)

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。