私はこれを買いました!
「初ミラーレス」でスモーク越しのコックピット撮影が実現
キヤノン EOS R6 Mark II(粒木友香里)
2025年12月29日 15:00
1度試しに使ってみると欲しくなってしまうカメラ機材
きっかけはカメラ雑誌に掲載する飛行機写真のお仕事でした。
ブルーインパルス写真の作例を撮るためにお借りしたキヤノン EOS R6 Mark IIは、私にとって初のミラーレスカメラでした。使いこなせるか心配でしたが、それまでキヤノン EOS 6D Mark IIを使用していたこともあり、使い勝手が似ていて使いやすいと感じました。
また、RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMレンズとの組み合わせで、ブルーインパルスのスモークを活かす広角の作品から機体の迫力を捉えるアップの作品まで幅広く表現できる上にピントが合いやすく、このカメラとレンズの組み合わせで今後も撮りたいと思い購入に至りました(まだ「Mark III」は未発表でした)。
もう1点、この“6”シリーズは他のシリーズと比べると軽量で女性にも扱いやすく、シャッター音が優しいことが購入理由の1つです。
カメラの機能では特に、何を追うかを設定する機能の『乗り物優先』を使用すると、作例のように手前にスモークがあってもしっかりと機体を追ってくれるため、高速で飛ぶ6番機のコックピットがスモークの間から見える瞬間を捉えることができました。
他にも、フライトの前後に行う緊迫感のあるブリーフィングのシーンでは、シャッター音が小さく電子シャッターで無音にもできるため邪魔にならず、ストレスなく撮影できるのも魅力です。
今年はこのEOS R6 Mark IIでブルーインパルスの様々なシーンを撮影し、写真展で展示したA1サイズなどの大きい作品や、販売用のカレンダーにも使用しました。
今後気になるのは今年発売されたEOS R6 Mark IIIでEOS R6 Mark IIよりも画素数が増え、より大きくプリントできるのが魅力的です。
以前も友人から借りたレンズを使用して欲しくなり購入した経緯があり、今回も仕事で試しに使用して購入に至り、来年またお借りする機会があったとして馬が合うカメラやレンズがあればきっと購入してしまいそうです。(午年だけに)
近況報告
イカロス出版から発売中のミリタリー航空専門誌『月刊Jウィング』にてブルーインパルスの隊員さんを紹介する“ドルフィンライダー&キーパーズファイル”を連載中。今年は特に大阪関西万博で盛り上がったフライトを行っていたのはどんな方々なのか、ぜひご覧下さい。


