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RICOH GR IIIが開発発表 2019年春に発売予定

APS-C約2,424万画素 新規レンズ 手ブレ補正「SR」搭載

※仕様やデザインは現時点のもので、変更の可能性もある。

リコーは9月25日、コンパクトデジタルカメラ「RICOH GR III」の開発を発表。2019年春に発売予定と明らかにした。価格は未定。9月26日〜29日にドイツ・ケルンで開催される見本市「フォトキナ2018」で参考出品する。

「究極のスナップシューター」を合い言葉に、高画質と小型軽量ボディを両立したハイエンドコンパクトデジタルカメラに位置づける最新モデル。GRシリーズで20年以上にわたり継承してきた高画質、速写性、携帯性の追求を基本コンセプトとして引き継ぐ。

GR IIIは新開発のレンズをはじめ、イメージセンサー、画像処理エンジンなどの主要デバイスを全て一新し、高画質追求とともに各種機能やUIの強化・刷新を図るという。

主なスペック

レンズは35mm判換算28mm相当となる18.3mm F2.8。最小絞りはF16。レンズ構成は非球面2枚を含む4群6枚(GR IIは非球面2枚を含む5群7枚)。撮影範囲は標準でレンズ前約10cm〜無限遠、マクロモード時は約6cm〜12cm。

イメージセンサーは有効約2,424万画素。感度はISO 100〜未確定。従来のAPS-Cセンサーを搭載するGRにはなかった、センサーシフト式の手ブレ補正機構「SR」を搭載する。

SR機構を活かし、PENTAX一眼レフカメラに搭載されているモアレ低減機能「ローパスセレクター」も搭載。同機能の搭載から、イメージセンサーは光学ローパスフィルターレスであることが読み取れる。ゴミ取り機能「DR II」も装備した。

AFは像面位相差検出とコントラスト検出のハイブリッド方式。フォーカスモードは、オートエリアAF、セレクトAF、ピンポイントAF、追尾AF、コンティニュアスAF、MF、スナップ、無限遠から選べる。

動画記録は最大で1,920×1,080/60p。ステレオマイクを内蔵する。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード(UHS-I対応)。2GBの内蔵メモリーも備える。

液晶モニターは3型約103.7万ドット。静電容量式タッチパネルとした。

USB Type-C端子を備え、データ転送のほか、カメラ内でのバッテリー充電が可能。通信機能はWi-Fiに対応。

専用充電式バッテリーを使用。撮影可能枚数は未確定。

外形寸法は約109.4×61.9×33.2mm。重量は約257g(バッテリー、SD込み)、約227g(本体のみ)。

GR IIのサイズは約117×62.8×34.7mm。重量は約251g(バッテリー、SD込み)、約221g(本体のみ)。

本誌:鈴木誠