ニュース

リコー、Wi-Fiを新たに搭載した「GR II」

AWB改善 新エフェクト6種追加 バッファメモリも増強

リコーイメージングは、APS-Cセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ「GR II」を7月17日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は税込10万円前後の見込み。同時に「GR II初回生産限定セット」を2,000台限定で用意する。価格は税込11万円前後の見込み。

2013年5月に発売した「GR」の後継モデル。新GRシリーズとして初めてWi-Fi機能を搭載した。Wi-Fiのアンテナが付いたため、ボディ正面に盛り上がりのあるデザインになっている。NFCでのペアリングも可能。Wi-Fi経由でスマートフォンからカメラの設定を操作できるブラウザアプリ「GR Remote」と撮影画像の閲覧や転送もできる「Image Sync」の2種類を提供する。

連写は従来と同じ約4コマ/秒だが、バッファメモリを増やしたことでRAWでの最大連続撮影枚数は4コマから10コマに増えた。

オートホワイトバランスのアルゴリズムも一新し、蛍光灯などでのホワイトバランス精度向上や、屋外での緑かぶりを低減した。また高感度画像処理を再設計したことで、解像感と階調再現に優れる画質になったという。

外装はマグネシウム合金製

エフェクトモードには6種類の効果が追加された。明瞭コントロール、光沢コントロール、鮮やか、人物、雅、HDR調で、それぞれパラメーターも変更できる。

撮像素子はAPS-Cサイズ相当の有効約1,620万画素CMOSセンサーを継承。最高感度はISO25600。画像処理エンジンはGR ENGINE Vを据え置いた。30fpsのフルHD動画も記録できる。

GR II初回生産限定セット。ホースレザーのラッピングケース、腕時計のバックルをあしらったハンドストラップ、グリーンのリングキャップが付属する

レンズはGRと同じ、35mm判換算での焦点距離28mm相当F2.8の単焦点タイプ。レンズ構成は非球面レンズ2枚を含む5群7枚。最短撮影距離はレンズ先端から0.1m。引き続き35mm相当、47mm相当でのクロップも可能。

内蔵ストロボをポップアップさせたところ

液晶モニターは約123万ドットの3型。内蔵メモリーは約54MB。記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。UHS-Iに対応する。バッテリーはDB-65。撮影可能枚数は約320枚。

外形寸法は約117×62.8×34.7mm、重量は本体のみ約221g、撮影時約251g。

別売のワイドコンバージョンレンズ「GW-3」で21mm相当の撮影が可能

(本誌:武石修)