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キヤノン、6色インクのA4複合機「PIXUS XK80」

LINEトーク画面からプリントなど、スマホ対応を拡大

キヤノンは、A4プリンター「PIXUS XK80」を9月6日に発売する。価格はオープン。直販予定価格は4万1,000円前後。

プレミアム6色ハイブリッドインクを採用するA4複合機。PIXUS複合機の中でも画質とランニングコストを両立したプレミアムモデルとして位置づけるXKシリーズの新モデル。プリントのほかにコピー/スキャナーとしても使える。

インクタンクの構成はフォトブルー、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、顔料ブラック。同じ6色タイプのA4複合機であるTSシリーズ(販売のメインとなるポピュラーモデル)に比べ、本機の採用するインクでは高発色性、色安定性、低粒状感で優れるケースがあるという。

L判フチなし写真を1枚プリントした場合、印刷スピードは約14秒。印刷コストは大容量インクタンクで約12.6円、標準容量インクタンクで約14.8円。従来機XK70は約12.5円、約14.8円だった(いずれも税別)。

外形寸法は約373×319×140mm。重量は約6.6kg。

スマホプリント機能を拡充。LINE連携など

2018年秋モデルのPIXUSは「おうちでスマホプリ」をキーワードに、LINE連携、新しいPC&スマホ用アプリ、ネイルシールプリントを新たに追加した。スマートフォンからプリントしたいという意向を持つユーザーが増えたことを受けての取り組み。

LINE連携は、PIXUSの対応プリンター(XK80/TS8230/TS6230/TR9530)をLINEの友だちに追加し、トーク画面上から送信することでプリント可能になる。友だち登録はプリンターの画面に表示されるQRコードを読み込んで行う。

新しい「Easy-PhotoPrint Editor」(2018年秋モデル全機種)は、パソコンとモバイル端末向けに用意される新アプリ。写真のレイアウトプリントやカレンダー制作など、様々なプリントを助ける。

ネイルシールプリント(XK80/TS8230/TS9530)は、専用のシール用紙が発売される11月末から利用可能。スマートフォンアプリ上で写真やスタンプを使ってデザインを作成し、スマートフォンからの操作で専用紙にプリントできる。

そのほか、スマートスピーカー(Amazon Echo対応、Google Home対応予定)との連携や、スクラップブッキング向けにPCレスで様々な柄をプリントできる機能も搭載している。

新用紙・新サイズが登場

キヤノン写真用紙のスタンダードに位置づけられる「光沢ゴールド」のスクエアサイズ(89×89mm。20枚入り)と「ネイルシール」(2シート入り)を11月に、「マグネットシート」(KGサイズ。5枚入り)と「貼ってはがせるプリントシール」(KGサイズ。5枚入り)を12月に発売する。

本誌:鈴木誠