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エプソン「エコタンク」搭載プリンターが累計販売3,000万台に
2018年度は20%増を見込む
2018年7月26日 16:02
セイコーエプソン株式会社は7月26日、大容量インクタンク搭載インクジェットプリンターの世界累積販売台数が、3,000万台になったと発表した。
エプソンが展開している大容量インクタンク搭載インクジェットプリンターは、搭載する大容量インクタンク(日本での名称はエコタンク)に、ユーザー自身がインクの充填を行う方式を採用。従来のカートリッジ式よりも低いランニングコストを特徴としている。
インドネシアにおける2010年10月の発売から販売台数を伸ばしており、のたび、全世界の累計販売台数が3,000万台に到達した。日本でも2016年2月に最初の製品が投入済みだ。
エプソンでは、2018年度のエコタンク搭載モデルの販売台数を、前年度比20%増の950万台にすると計画。実現すれば、同社のインクジェットプリンター販売数の約55%を占めることになる。また、新興国だけでなく先進国でもラインナップ強化を進め、レーザープリンターからの置き換えを促進するという。
エコタンク搭載製品のうち、2017年3月発売のA4対応モデル「EW-M770T」は、染料ブラックと顔料ブラック2色を含む5色インクを採用。SOHO向けのイメージが強いエコタンク搭載モデルだが、この製品は写真プリントへの対応も謳っている。
なおキヤノンからも、インクタンク方式のインクジェットプリンター「G3310」「G1310」が、2018年2月に日本で発売されている。