キヤノン、インク補充やメンテナンスの利便性を向上させたインクジェット複合機「G3360」

キヤノンは、インクジェットプリンター複合機「G3360」を11月12日に発売する。価格はオープン。同社オンラインショップでの販売価格は税込2万9,150円。

大容量インクタンク「GIGA TANK」を搭載したインクジェットプリンター。スキャナーも搭載した複合タイプとなっている。インクの色数は4色（シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック）

顔料ブラックインクを従来モデル「G3310」（2018年2月発売）から継承。にじみの少ない高い濃度の黒文字印刷が可能であるほか、従来モデルから普通紙への印刷スピードの高速化も実現しているという。これらにより自宅での印刷機会が増えた現今のニーズに応える製品だと位置づける。

低ランニングコストを特徴としており、ブラックインクボトル1本分の容量でA4判約7,600ページのモノクロ印刷が可能であるほか、カラー印刷でもA4判で約7,700ページの印刷が可能だとしている。文書1ページあたりの印刷コストはモノクロが約0.4円、カラーは約0.9円（いずれもA4判の場合）。

このほか、インク注入の仕組みやメンテナンスカートリッジの交換などのユーザビリティーも改善。インク注入ではインクボトルとインクタンク注入口の接合部分に、色ごとに異なる形状を採用して誤った色を注入してしまうことがないようにしたほか、注入量がいっぱいになると自動的に止まるようになっているという。メンテナンスカートリッジはユーザー自身での交換に対応。大量印刷にともなう使い勝手の向上がはかられている。

給紙部の最大積載枚数は普通紙で約100枚。給紙は後トレイを利用する。

スキャナー部の最大対応サイズはA4・レターサイズ。

ネットワークはWi-Fi接続（IEEE802.11n/g/b）に対応する。

外形寸法は約445×555×238mm。重量は約6.4kg