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キヤノン、大容量インクタンク搭載のインクジェットプリンター

6,000円台のエントリーモデルも

G3310

キヤノンは、インクタンク式のインクジェットプリンター3機種を2月22日に発売する。いずれも価格はオープン。

G3310/G1310

大容量インクタンクを搭載したモデル。インクカートリッジ式と異なり、インクボトルから内蔵インクタンクにインクを注入して使用する。

小規模事業所、家庭における子供の学習教材、学生のレポートなどプリント機会が多いユーザーに対して、インクの交換頻度やランニングコスト低減を提案する新シリーズ。

直販価格はG3310が税別3万9,880円、G1310が税別2万4,880円。上位モデルのG3310のみスキャナーやWi-Fi機能を搭載する。

ブラック(顔料)2本、カラー(染料。シアン/マゼンタ/イエロー)各色1本ずつのインクボトルを初期同梱する。1つのボトルでブラックは約6,000ページ、カラーは約7,000ページの印刷が可能。インクコストはA4モノクロで約0.3円、A4カラーで約0.8円としている。

印刷速度はA4モノクロが約8.8枚/分、A4カラーが約5枚/分。

インクタンクを本体前面に配置し、インクの残量が一目でわかるよう配慮した。直販サイトでのインクボトルの価格はブラックが税別1,720円、カラーが各1,120円。

G3310のみ液晶画面を搭載し、操作パネルでコピー枚数の設定などが可能となっている。

G3310の外形寸法は約445×330×163mm、重量は約6.3kg。G1310は外形寸法約445×330×135mm、重量約4.8kg

同様に大容量のインクタンクを搭載したインクジェットプリンターとしては、エプソンが「エコタンク」搭載モデルとして2016年から販売している。

G1310

PIXUS TS203

家庭用インクジェットプリンターのエントリーモデル。直販価格は税別6,880円。

外形寸法が約426×255×131mmとコンパクトになっているのが特徴。染料カラーインクを採用することで、鮮やかな写真印刷を実現したとする。ブラックインクは顔料となる。

標準容量タイプに加え大容量のインクカートリッジ(別売)を用意する。大容量タイプではL判印刷のインク、用紙合計コストが税別で約21.7円となり、低ランニングコストになるという。標準容量インクカートリッジでは同約28.1円となる。

印刷速度はA4モノクロが7.7枚/分、A4カラーが約4枚/分。

重量は約2.5kg。

本誌:武石修