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0.7mまで距離計連動する「NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」
40mm F1.2の描写を継承 "標準レンズは50mm"の声に応える
2018年7月19日 15:08
株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドの交換レンズ「NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」を9月に発売する。希望小売価格は税別13万5,000円。レンズフードの新製品「LH-10」(税別1万5,000円)も9月発売。
ライカMマウント互換のVMマウントを採用する大口径標準レンズ。「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」(Eマウント版が2017年10月、VM版が同11月発売)の描写傾向を継承しつつ、画角を50mmとした。3月のCP+2018に参考出品していた製品。
先に発売した40mmでは、35mmフルサイズとAPS-Cフォーマットの双方で標準域の画角として使えることを意識したが、「標準レンズといえば50mm」という認識に応えてバリエーションを増やしたという。
また、50mm F1.2のスペックで最短撮影距離0.7mを実現している点もアピールポイント。同クラスのレンジファインダーカメラ用レンズは最短撮影距離を1mに設定されることが多いが、本レンズでは同社の過去の実績や精度面の向上により、0.7mまでの距離計連動を実現したという。
レンズ鏡筒がなるべくファインダー視野をブロックしないよう、描写性能を維持しつつ小型化したことも特徴としている。
レンズ構成は6群8枚(両面非球面レンズ2枚を含む)。絞り羽根は12枚。フィルター径は52mm。
最大径×全長は63.3×49mm。重量は347g。別売レンズフード「LH-10」および「LH-8」に対応。
フォクトレンダーVMマウントの50mm大口径レンズには、クラシカルな大口径レンズらしい描写が持ち味の「NOKTON 50mm F1.1」と、シルバークロームの真鍮鏡筒が選べる「NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical」もラインナップされている。NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 AsphericalとNOKTON 50mm F1.2 Asphericalでは、開放F値のほかに解像感や収差のまとめかたにも違いはあるものの、描写のイメージには近い部分があるという。