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フォクトレンダー「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical VM」がIII型に

最新硝材などで小型化 全長約20%減・重量約30%減

株式会社コシナは、フォクトレンダーブランドの交換レンズ「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical III VM」を3月に発売する。希望小売価格は税別13万5,000円。

ライカMマウント互換のVMマウントを採用するレンジファインダーカメラ用レンズ。2003年に"世界で最も明るい35mmレンズ"として登場した「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical」、ミラーレスカメラでの使用も見込んで最短撮影距離を50cmとした「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical II」(2011年発売)に続くモデルとなる。

III型では"35mm F1.2"のスペックと光学性能をそのままに、鏡筒の小型化を実現したのが特徴。光学設計は基本構成を従来モデルから継承しつつ、最新の硝材と設計手法により全長を約20%、重量を約30%減らしたという。鏡筒最大径およびフィルター径、対応レンズフードはII型と同じ。

最短撮影距離は0.5m、距離計連動範囲は0.7m〜∞でII型と同じ。描写のイメージは、現行モデル「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」「NOKTON 50mm F1.2 Aspherical」に近いという。

レンズ構成は7群9枚(両面非球面レンズ2枚を含む)。

絞り羽根は12枚。最小絞りはF22。フィルター径は52mm。

最大径×全長は60.8×50.5mm。重量は332g。

対応フードは別売のLH-8(税別1万2,000円)。スリット入りの丸形バヨネットタイプ。

ライカM(Typ240)への装着例

本誌:鈴木誠