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「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical」VMマウント版が登場
銀塩・デジタル両対応の光学設計 ライカM10への装着例を掲載
2017年10月19日 15:33
株式会社コシナは、フォクトレンダーの交換レンズ「NOKTON 40mm F1.2 Aspherical VM」と専用ビューファインダー「40mm Viewfinder M」を11月に発売する。希望小売価格はレンズが税別12万円、ビューファインダーが税別2万4,500円。
同一スペックのソニーEマウント版が10月に発売済みで、新たにレンジファインダーカメラ向けのVMマウント版が追加される。レンズ構成はEマウント版と同一ながら、VM版では銀塩・デジタルの双方で撮影されることを想定した調整が行われているという。
レンズ構成は6群8枚。絞りは10枚羽根。フィルター径は52mm。
最大径×全長は60.8×43.3mm。重量は315g。
最短撮影距離は50cm。使用カメラにより70cmまで距離計連動する。
40mm Viewfinder Mは、40mmのフレームが出ないレンジファインダーカメラに向けて用意された新製品。3群3枚構成・0.81倍のアルバダ式逆ガリレオファインダーで、重量は25g。
ライカM10に装着してみた
VMマウント版のNOKTON 40mm F1.2 Asphericalには、黒づくめでモダンな印象のEマウント版とはまた異なる趣がある。レンズとファインダーのどちらにも、筆者には1950年代の国産レンジファインダーカメラの香りが感じられた。このクラシカルなスタイリングが、ライカM10の引き締まった体躯に合う。
ライブビュー撮影が全盛のいま、レンズの画角がどうであれフレーミングに機能的な問題はない。それでも銀塩カメラや昔ながらのスタイルでの撮影するユーザーの嗜好を考慮し、新たに専用ファインダーを用意しているところに注目したい。
なお、本レンズの対応フードは「LH-8」(別売。税別1万2,000円)。「NOKTON 35mm F1.2 Aspherical II」と共通のバヨネット式フードで、ベッサR4では距離計がケラれるという。