岡嶋和幸の「あとで買う」

1,624点目:三脚が使えない場所でも設置できるミニ三脚

ケンコー・トキナー「MAMBAPOD」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ケンコー・トキナー「MAMBAPOD」

本日発売の製品です。844点目でLeofotoのミニ三脚を紹介しましたが、こちらも同様に柔軟な使い方ができるのが特徴です。

1番の魅力は折りたたみ式のクランプを搭載していること。1,411点目で紹介した雲台付きクランプのような使い方もできます。そのクランプモードは丸や四角の手すりのほか、扉、机などの平面にも取り付けられます。

一般的なミニ三脚よりもさまざまな場所に対応でき、幅広く活用できます。脚を開いてクランプ上部のフックを壁や窓の縁に掛けられるフックモードでは、俯瞰からの撮影も可能です。脚を普通に開けばスタンドモード、閉じればグリップモードと、このあたりはほかのミニ三脚でも同じ使い方が可能でしょう。

収納時の長さは253mm、重さは480gと軽量コンパクトなので、カメラバッグに常備しておくと、いろいろな撮影シーンで活躍しそうです。販売価格は3万9,800円前後で、脚部のみ、自由雲台のみの販売もあります。脚部のみ購入し、使い慣れた雲台と組み合わせるのもありでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。