岡嶋和幸の「あとで買う」

1,411点目:クランプと雲台を組み合わせて夜景撮影

SmallRig「スーパークランプマウント」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

SmallRig「スーパークランプマウント」

先日、ある夜景撮影スポットへ行ったら、まだ明るい時間帯なのに三脚がずらーっと並んでいてビックリしました。翌朝、そこで撮影された写真がネットニュースでたくさん紹介されていました。霧の予報が出ていて、それを目当てにたくさんの写真愛好家が集まったようです。

三脚を広げると場所を取るため、雲台付きのクランプを柵に取り付けている人もいました。柵に人が触れるとブレてしまいそうですが、ほかに誰もいないとき、三脚を設置しづらい条件では有効かもしれません。

いろいろな製品が販売されていますが、Amazonで検索し良さそうだと思ったのが本日のこの製品です。しっかりした作りに見えますが、雲台の部分だけはちょっと頼りなさそう。販売価格は1,800円前後とすごく安いのでさらに心配になります。もっとしっかりしたクランプに、いつも愛用している雲台を取り付けるほうが使いやすく、しかも安心でしょう。

Amazonでさらに検索しておすすめされたのが、レオフォトのマルチクランプ「MC-100」と小型自由雲台「MBC-20」の組み合わせで、販売価格は前者が1万4,000円前後、後者が9,000円前後。ミラーレスカメラと、広角ズームレンズや標準ズームレンズのセットなら問題なさそうです。柵や手すりなど設置できる場所がなければ使いものになりませんが、三脚よりは携行しやすいので一度試してみようと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。