岡嶋和幸の「あとで買う」

1,623点目:プリントするならどの液晶モニターにする?

BenQ「SW242Q」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

BenQ「SW242Q」

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本日は「BenQ」(ベンキュー)のカラーマネジメントモニターです。648点目で「SW240」を紹介しましたが、こちらはその後継機種となる「SW242Q」です。

同じ24.1インチで解像度が向上していますが、もちろんハードウェア・キャリブレーションや、上位クラスのインクジェットプリンター愛用者にとって欠かせないAdobe RGB対応の製品です。販売価格は6万8,400円前後です。別売で遮光フードも用意されています。

最近、フォトスクールの受講生に液晶モニターの買い替えを相談されるのですが、写真オンリーの用途であればフォトグラファー向けのこちらの製品と、同クラスのEIZO製品を比較することをおすすめしています。もう少し大きいサイズでも問題ないのであれば、27インチの「SW272Q」のほうが快適な作業環境が得られるでしょう。こちらは11万8,800円前後です。

個人的にはデュアルモニター環境に慣れてしまったので、合計で13万6,800円前後になってしまいますが「SW242Q」を2台という選択をすると思います。予算と設置場所のどちらも余裕があるのなら検討してみてはいかがでしょうか。

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1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。