クルマとカメラ、車中泊
タイヤの空気圧チェックで異変を早期発見。パンク予防に有効
電動空気入れ & 空気圧センサー
2024年7月27日 12:00
今回は空気圧の話題。
電動空気入れを買ってみた。足踏み式やら手動やらも持っているのだけれど車の空気圧調整はほとんどガソリンスタンドでやってました。楽なので。
ほんとは車に積んでおきたいけれど、足踏みや手動のポンプって意外と大きくて車の中では邪魔だと思ってたんですよね。で、買ってみたらそこそこの大きさだったので、軽バンにも積んだままにできる大きさかなあと。
そしてもう1つ。TPMS(Tire Pressure Monitoring System)。だいぶ前から気になっていたんだけれど、ずいぶんと値下がりしてお値ごろになってきたので買ってみたよ。
タイヤのエアバルブにセンサーを取り付け、ディスプレイとBluetoothで通信しエア圧とエアの温度がモニターに表示されるというもの。
走行中にもタイヤの空気圧と温度がわかるので、間接的にだけど、タイヤの状態がわかるんだね。
取り付けはこんな感じ。元からついているエアバルブのキャップを外し、製品付属のナットを入れます。次にセンサーをしっかりねじ込み、センサーを抑えながら付属のスパナでナットを回して固定します。ダブルナットってことですね。
ところで皆さんはどれくらいパンクの経験があるのだろうか?やはりJAFのホームページによると救援出動の約2割はパンクだそうだ。
僕は免許をとってから40年、年間2~3万kmくらい走っているので総計100万kmくらい走ってることになると思うのだけど、記憶を辿ってみるとタイヤのトレッド面に釘が刺さったなどのパンクは4回、サイドウォールを傷つけたパンクは2回記憶に残っている。あくまで記憶なのでもう少し多いかもしれない。
ここでトレッド面のパンクは道路にある落下物が原因なので、これはもう運としか言いようがない。一方、サイドウォールのパンクはコースどりやそもそもの道選びなど自分のミスも関わってくるよなあと改めて思う次第。そこでちょっと思い出話を。
20年近く前、アメリカの国定公園や国立公園を撮影して回っていて、モノレイクからデスバレー北西にあるRacetrackという乾湖に向かった時のことなんだけどショートカットを企図して舗装路ではなく、デザートロードというのかな、未舗装路を選んだ。未舗装路が150kmくらい続くんだけどガソリンは満タンだし、燃費を考えても余裕! ということで日が暮れた頃、未舗装路に乗り入れた。
あ、僕は撮影を考えない単なる移動は夜に移動する派なんです。まあ、目的と言えることは夜のうちに目的地につければ星空を、そして夜明けの写真を撮ろうと思ったことくらいかな。そして夜も更け目的地も近くなった頃、車を止めて見上げた夜空は美しかったなあ。と休憩して、まあ点検しようとタイヤを見るとずいぶん萎んでいるではありませんか! 確認してみるとサイドウォールに切れ込みが入っていてそこから空気が漏れているんですね。
幸い切れ込みは小さく、一気に空気が抜けなかっただけだったんですよ。ともあれ、サイドウォールの傷は普通のパンク修理キットでは対応できないし、そもそもレンタカーなので、パンク修理キットは積んでない。まあ、素直にスペアタイヤに交換して出発です。
デザートロードは基本フラットな砂利の簡易舗装なんだけどところどころ峠があって、落石があったり大きな石が埋まっていたりしたので、撓んだサイドウォールを鋭利な石に擦ってしまったんでしょう。タイヤの位置を把握しにくい右後ろのタイヤでした。
話はそこで終わりません! これまでよりも慎重に運転しながら目的地まで数kmに迫った最後の峠道。なんと落石と崩落で走行不能ではあ〜りませんか!! OMG! です。しばらく放心したのち来た道を引き返すことにしたんですが、ほぼ150kmですわ。ガソリンは半分を少し切ってます〜。もう一度パンクするとスペアはないので、より慎重にそして、省エネ運転に徹しました。
ものすごく集中したのか、放心状態だったのか帰りの道の記憶はほとんどありません。ともあれちょうどガソリンスタンドが開く頃にガス欠寸前でガソリンスタンドに辿り着けましたとさ。この時TMPSがあってもパンクを防げたわけではないけど、早めにパンクに気づけたかも知れないよね。すると行動は変わったのかも知れないなあとしみじみ思い出しました。