特別企画
ニコンZマウントカメラで個性的なEマウントレンズを楽しむ——焦点工房 Megadap(メガダプ)ETZ21
2022年7月21日 07:00
焦点工房のMegadap ETZ21(以下ETZ21)は、ソニーEマウントのレンズをニコンZマウントのカメラに装着できるマウントアダプターで、好評の従来モデルからさらなる進化を遂げた。製品の特徴、そして2本の個性派レンズを例にしたETZ21ならではの楽しみ方をお届けしよう。
※本企画は『デジタルカメラマガジン2022年8月号』より転載・加筆したものです。
AFに対応する極薄マウントアダプターの改良モデル
ETZ21は極薄設計でカメラのフォルムが自然なのが大きな魅力だ。しっかりとした金属製で高級感もある。従来モデルのETZ11にさまざまな改良が加えられ、さらに磨きがかかっての登場となる。
ETZ21を介してカールツァイス、シグマ、ソニー、タムロンなどの多くのEマウントレンズを使用できるので、表現の幅が広がる。AFも優秀でAF-S、AF-C、AF-Fに対応し、顔や瞳も検出。動画撮影時もAFが可能だ。
前モデルMegadap ETZ11からの改良点は、ロック解除ボタンとロックピンの強度と精度が向上したほか、カールツァイスのBatisやTouitの各シリーズに対応。AFの合焦速度や精度も大幅に改善されている。
Megadap ETZ21のポイント
①極薄の軽量設計で外観への影響がない
極薄のETZ21は、レンズを装着してもまったく違和感のない自然な外観。良い意味で目立たないマウントアダプターだ。質量も約47gと軽く、装着しているのを忘れてしまうほどカメラとレンズになじむ。
②精度の高い電子接点でAFや手ブレ補正に対応
AFは瞬時に反応してくれるのでストレスフリー。まるで純正レンズを使っているかのような使い心地だ。手ブレ補正にも対応しているので、カメラとレンズのスペックを最大限に引き出してくれる。
③ファームウェアアップ専用USBキットを同梱
ファームウェアアップデートは専用USBキットを使い電子接点をはさんで行う。PCに接続した後は説明に従って作業すればものの数分で完了。新たなレンズへの対応などをこまめに簡単にできるメリットは大きい。
使用例1
カールツァイス ZEISS Batis 2/25で豊かな描写力を堪能