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ニコン Z 8
フラッグシップ同様の機能と操作性 Z 9/Z 7IIと外観比較
2023年5月23日 09:00
ニコンが5月26日に発売するミラーレスカメラ「Z 8」(試作機)の、外観写真や新たに追加されたメニュー画面を紹介する。なお、実写画像でのレビューは後日掲載する予定だ。
同社Zシリーズのフラッグシップ機「Z 9」の基本性能を継承しつつ、体積比を約30%小型化したモデル。有効約4,571万画素の積層型CMOSセンサーや、画像処理エンジンEXPEED 7は「Z 9」と同様。まずは“縦位置グリップのないZ 9”と考えても差し支えがないほど、Z 9のハイスペックを継承している。店頭予想価格は税込60万円前後。
外観
ボディの小型化により機動性が向上。動画撮影などのオペレーション効率化を実現したという。「Z 9」からは前述の通り約30%、デジタル一眼レフ機「D850」からは約15%のサイズダウンとなっている。
「Z 9と遜色なく使用できる」というのがZ 9ユーザーである筆者の第一印象だ。基本性能やボタン操作、メニュー画面もほぼ同等のため、「Z 9」を使っているかのような感覚になる。また、「Z 7II」などと比較してグリップに厚みがあるのでしっかりと握ることができる。縦位置グリップがない機種だと小指までしっかり握ることができず、安定感に欠けることがあるが、そういったことは感じられなかった。
「Z 9」のスペックに魅力を感じているが、大きさや重さが気になり躊躇していた人には良い知らせだろう。
バッテリー・記録メディア・入出力端子
Z 8を他のニコン機と使い分ける場合、Z 9との大きな違いとなるのはバッテリー。D850やZ 7IIなどと同じ「EN-EL15c」を採用する。スペック表によると、公称の撮影可能枚数はCIPA基準で約330〜370コマ(パワーセーブON/OFF、モニター/EVFによる)。ニコンの試験条件では約2,280コマ(EVF時)としている。