写真展告知
小城崇史作品展:TOKYO, Multi Layered City Vol.3(Downtown)
2025年11月15日 15:00

写真家の小城崇史氏による写真展「TOKYO, Multi Layered City Vol.3(Downtown)」が、12月5日(金)よりSony Imaging Galleryにて開催される。
同展は、2021年3月に開催された「2020 TOKYO, Multi Layered City」、6月12日(木)に開催された「TOKYO,Multi Layered City Vol.2(Crossing)」に続くシリーズの第3弾。
今回は、鉄道各社が公表する乗降客数の統計を手がかりに、日本の首都・東京の今を描いているという。
歴史、文化、気候など、様々なレイヤーの積み重ねによって構成されるこの街には、そこに住む人だけでなく、近県から都心部に毎日大量の人が流入することで、賑わいや彩りを醸成している。しかしながら、道路交通量と異なり「誰がどこから来ているのか」の統計数値は存在しないため、その実態を捉えることは困難だ。では毎日のように繰り広げられる街の喧騒は、いったいどこから生まれ、可視化されるのだろうか。そんなことを考えていたある日、鉄道会社が駅ごとの乗降客数統計を発表していることを知り、その数値をつぶさに検証すると、自分の肌感覚とかなりの確率で一致することを知った。そして、それを確かめるために行ったことのない街を訪れることで、東京の持つ多様性を改めて認識することになった。
今回の展示は、鉄道各社が発表する乗降客数統計を拠り所として、この街の「今」を描くことにした。数え切れないほどの人が砂粒のように流れていく様を捉えることで、変わり続ける東京の一片を感じていただけたら幸いだ。
作家コメント
会場
Sony Imaging Gallery
開催期間
2025年12月5日(金)~12月18日(木)
開催時間
11時00分~19時00分
定休日
なし(銀座プレイス休館日を除く)
ギャラリートーク(事前予約制)
12月13日(土)19時10分~20時00分
作者プロフィール
1962年東京生まれ。写真家。1996年より国内外のスポーツシーンを撮影し続ける一方、2021年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは組織委員会フォトマネージャーとして活動。現在もスポーツの現場に立ち続ける一方で、作家活動においてはスポーツ・古典芸能・Cityscapeをテーマとした個展を開催。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員
一般社団法人日本スポーツプレス協会(AJPS)理事
一般社団法人日本写真著作権協会(JPCA)理事
カメラグランプリ特別選考委員(2024、2025)