デジカメアイテム丼

シンプルなデザインと素材の良さ。Peak Designの新世代ストラップを見てきた
スリムになった「アンカーリンクス」も
2025年12月27日 17:00
銀一株式会社は、Peak Designの新しいカメラストラップシリーズを12月12日(金)に発売。東京・銀座の直営店「Peak Design Tokyo」でその実物をチェックしてきた。
ネックストラップ
まず、ネックストラップはフォーム(ロープ素材)とレザー(フルグレインレザー)の2種類があり、それぞれ4種類の長さを用意している。ストラップ長はネックが79cm、ショートが104cm、スタンダードが119cm、ロングが134cm。いずれも長さ固定式で、それによりスッキリとしたデザインになっている。
Peak Designの特徴である機能性と、スタイルのある人に好まれそうなデザイン性を組み合わせた新機軸の製品という第一印象を受けた。担当者いわく、この新製品でファッショナブルな雰囲気にも目を向けたのは、ライカや富士フイルムのカメラにも合うストラップにしたかったからとのこと。価格帯はレザーが1万4,300円~1万6,500円、ロープが9,350円~9,900円。
レザーの素材は、レザーワーキンググループのゴールド認証を得たフルグレインレザー。耐久性と性能を高める独自仕上げを施しているという。それでもレザーゆえ、従来のナイロン素材に比べれば傷も付きやすいが、上質な素材の風合いを楽しみたい人に向けた新たな選択肢として用意された。
ロープも「市販のクライミングロープではなく、オリジナルロープを自社で独自開発」としており、強度と快適性、しなやかな伸縮性を兼ね備えるという。Peak Designは従来製品でもストラップ部分の素材を独自に開発していたので、製品開発における哲学は通じている。
カメラとの接続部となるアンカーは、表面デザインがフラットになった違いはあるものの、従来品との互換性を確保。アンカーを受ける側のハウジングも、内部構造の見直しでスリム化し、存在感を抑えている。具体的にはアンカーの円盤をハウジング内部に固定する板バネの形状の工夫だ。
これによりアンカーを取り外す際の「つまむ」操作に、わずかに新しい慣れを要する印象。それでも、このスリム化は魅力的だ。ストラップ部分の素材感も含め、Peak Designの価格帯らしい品位ある仕上がりになっている。これなら自分も使ってみようかな? と思う人も増えることだろう。





















