写真展告知

小城崇史写真展:TOKYO,Multi Layered City Vol.2(Crossing)

写真家の小城崇史氏による写真展「TOKYO,Multi Layered City Vol.2(Crossing)」が、6月12日(木)よりアイデムフォトギャラリー「シリウス」にて開催される。

同展は、2021年3月に開催された「2020 TOKYO, Multi Layered City」に続くシリーズの第2弾で、日本の首都・東京を舞台としている。

今回の展示では、東京各地に点在する道路交点(交差点)の姿を捉えることで、東京の今を描いているという。

歴史、文化、気候、そして長い歳月。様々なレイヤーの積み重ねによって構成されるこの街をどう捉えればいいのか。そんなことを考えるようになって早5年の歳月が流れた。鉄道駅を起点として探ったり、コロナ禍でクローズアップされた人流をベースに現地に赴いたり、様々なアプローチを試みた結果わかったことが2つある。1つは「東京」のコアはやはり、江戸幕府が定めた朱引の範囲から大きくは変わっていないこと、そしてそのエリアに毎日絶え間なく、人や車の出入りがあることで他の都市とは違う「賑わい」を醸成しているということだ。そこで今回は、市域に存在する道路交点=交差点の姿を捉えることで、この街の「今」を描くことにした。そこを行き交う人々のほとんどは、この街のどこを通過するのかすら意識していないだろう。しかしそこに残された姿や空気が、この街を醸成する一要素となっていることも事実だ。これからも数十年、数百年と続くであろう歴史のほんの一瞬にすぎないが、この街をたらしめる一要素をご覧いただければ幸いだ。

作家コメント

会場

アイデムフォトギャラリーシリウス

開催期間

2025年6月12日(木)~6月18日(水)

開催時間

10時00分~18時00分(最終日は15時00分まで)

休廊

日曜日

作者プロフィール

1962年東京生まれ。写真家
1996年より国内外のスポーツシーンを撮影し続ける一方、2021年開催の東京オリンピック・パラリンピックでは組織委員会フォトマネージャーとして活動。現在もスポーツの現場に立ち続ける一方で、作家活動においてはスポーツ・古典芸能・Cityscapeをテーマとした個展を開催。
公益社団法人日本写真家協会(JPS)会員
一般社団法人日本スポーツプレス協会(AJPS)理事
カメラグランプリ特別選考委員(2024、2025)