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RICOH GR IVの“モノクロ専用機”が開発発表

ハイライト拡散の“HDF”モデルも

RICOH GR IV Monochrome

リコーイメージング株式会社は10月21日(火)、レンズ一体型カメラ「RICOH GR IV」の派生モデル2機種を開発中であると発表した。“Monochrome”と“HDF”の2モデルだ。

RICOH GR IVは、「最強のスナップシューター」をうたうGRシリーズでおよそ6年ぶりの最新モデルとして今年9月に登場。シリーズコンセプトを踏襲しながら、イメージセンサーや画像処理エンジン、さらには搭載レンズを刷新し高画質化を図った。

今回、新たに開発が発表されたのは「RICOH GR IV Monochrome」と「RICOH GR IV HDF」。いずれもRICOH GR IVの通常モデルをベースとする。

RICOH GR IV Monochromeは、新型のモノクローム専用イメージセンサーを搭載。また専用のレンズユニットやイメージコントロールを採用し、「モノクローム写真ならではの奥深く多彩な表現を楽しめる」としている。発売時期は2026年春の予定。

同社のモノクローム専用機としては、2023年4月に発売したデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」が記憶に新しいところだ。

RICOH GR IV Monochrome
電源ON時には電源ボタン周りが白色に発光

もう一方の「RICOH GR IV HDF」は、通常モデルに内蔵したNDフィルターを省略し、代わりにハイライト部を拡散して柔らかな描写が特徴のHDF(Highlight Diffusion Filter)を搭載するモデル。発売時期は2025年冬以降。

“HDF”については、前モデルである「RICOH GR III」でもラインアップされていた。フィルターのON/OFFを切り替えるだけで、被写体や撮影者の意図に応じて、シリーズ従来のシャープな表現との使い分けができるという。

RICOH GR IV HDF
RICOH GR IV HDF

なお、両モデルともに10月23日(木)からGR SPACE TOKYOで開発中の外観サンプルをショーケース展示する。

本誌:宮本義朗