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4/3インチセンサー & Hasselbladカメラ搭載の「DJI Mavic 3 Classic」。飛行時間46分など上位モデルを継承

DJI JAPAN株式会社は11月2日、折り畳み式カメラドローン「DJI Mavic 3 Classic」を発表した。同社直販サイト(DJIストア)での販売価格は機体単体で税込21万6,700円。DJIストア、認定ストア、正規販売代理店で予約受付を開始している。

同社フラッグシップモデルに位置づけられる「Mavic 3」から、“Hasselbladカメラ”や基本的な飛行性能を踏襲しつつ、「必要な機能を厳選し、お求めやすい価格で提供」するとしたカメラドローン。

カメラ部には、有効2,000万画素の4/3型CMOSセンサーを搭載したHasselbladカメラを従来機から踏襲。35mm判換算24mm相当のレンズ(絞り:F2.8~F11、撮影距離:1m~無限遠)を組み合わせた点も従来機と同様。ただし、従来機に搭載されていた望遠カメラ(1/2インチ CMOS+焦点距離162mmのレンズ)については、本機では非搭載となっている。

Hasselbladカメラは、ハッセルブラッドの研究開発をもとに設計されたというカメラ。「人間の目で見た感覚に近い色合いで細部まで撮影」が可能という。12.8ストップのダイナミックレンジに対応する点も特徴。本機では新たにISO 800~12800での撮影に対応するナイトモードも備えており、日の出や夕暮れ時のような低照度環境でも、ノイズの少ない鮮明な映像を記録できるとしている。

動画記録は、H.264とH.265コーデックでの5.1K/50fps、4K/60fps、1080p/60fps記録に対応。4K/120fps、1080p/200fpsのスローモーション撮影も可能とする。

自動撮影モード、クイックショット、タイムラプス、ハイパーラプス、パノラマ撮影の各モードが使用可能。ドローンを一定速度で飛行させる「クルーズ制御」機能も搭載し、手動操作で発生していたカメラの揺れを最小限に抑えられるという。このほか、自動トラッキングにも対応する。

従来機同様、O3+伝送システムに対応。最大15km(日本国内は8km)先まで1080p/60fps動画を伝送できるほか、撮影や飛行操作において高い精度を確保した。

バッテリーはMavic 3と同様で、最大飛行時間は46分。

対応記録メディアはmicroSDXC/SDカード。同社推奨カードはWebサイトから一覧できる。なお、Mavic 3に搭載されていた内部ストレージは、本機では非搭載となっている。

プロペラを除く外形寸法は、折り畳み時が221×96.3×90.3mm、展開時が347.5×283×107.7mm。重量は895g。外形寸法、重量ともにMavic 3と同様となっている。

各種送信機(DJI RC Pro/DJI RC/DJI RC-N1)にも対応。製品ラインアップには機体単体のほか、充電器と送信機のセット品も用意されている。

製品ラインアップと税込販売価格

Mavic 3 Classic(機体単体):21万6,700円

Mavic 3 Classic(機体単体)

Mavic 3 Classic(充電器+RC-N1付属):22万9,240円

Mavic 3 Classic(充電器+RC-N1付属)

Mavic 3 Classic(充電器+DJI RC付属):25万2,670円

Mavic 3 Classic(充電器+DJI RC付属)

Mavic 3 Fly More Kit Plus:7万6,560円

Kit Plusの内容:インテリジェント フライトバッテリー×2、バッテリー充電ハブ(100W)、65Wカーチャージャー、低ノイズプロペラ(1組)×3、DJI ショルダーバッグ
本誌:宮本義朗