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DJI、起動速度やトラッキング機能を向上したスマホ用スタビライザー「Osmo Mobile 6」。2万円
“ステータスパネル”も新搭載
2022年9月27日 13:30
DJI JAPAN株式会社は9月22日、手のひらサイズのスマートフォンスタビライザー「Osmo Mobile 6」を発売した。公式オンラインストアや認定ストア、正規販売代理店で購入でき、販売価格は税込2万900円。Osmo Mobile 6本体ほか、磁気スマートフォンクランプ、グリップ式三脚、電源ケーブル、収納ポーチを同梱している。
スマートフォンスタビライザー「Osmo Mobile」シリーズの最新モデル。デバイス本体の機能やソフトウェア、編集機能がアップグレードされているほか、3軸手ブレ補正技術や被写体追跡機能「ActiveTrack 5.0」に加え、新機能となるクイック起動を搭載する。
クイック起動の採用により、ジンバルを展開するだけで自動的に電源が入るようになった。スマートフォンを装着すると、DJI Mimoアプリが自動的に起動し、すぐにカメラビューが表示される(アプリの自動起動はiPhoneのみ)。これにより、起動にかかる時間は大幅に短縮され、従来のモデルよりも3倍速く起動できるという。
また、人間工学に基づく新設計のハンドルと、スマートフォンケースを装着したままでも取り付けられるクランプを採用。Appleの「iPhone 14 Pro Max」やGoogleの「Pixel 6 Pro」、OPPOの「Reno6 Pro+」などの対応が確認済みとしている。
ジンバルの重量は約309g、磁気スマートフォンクランプの重量は約31gと、両方あわせて約340gとなっており、小型であることからポケットに入れて簡単に持ち運べるとしている。
加えて、新たに搭載したステータスパネルとモード(M)ボタンにより、バッテリー残量の確認や、4種類のジンバルモード(フォロー、チルトロック、FPV、スピンショット)の切替が可能となっている。
さらに、新搭載のサイドホイールは、ホイールを回すだけでズームイン・ズームアウトがスムーズに調節可能。サイドホイールを押すと、マニュアルフォーカス制御に切り替えられる。
ハイアングルやローアングルからのセルフィー撮影時に活用できる延長ロッドを内蔵。3つのモーターと高度なアルゴリズムにより、写真・動画の撮影中、スマートフォンを安定した状態で維持できるという。
被写体追跡機能「ActiveTrack 5.0」では、安定性が向上し、より遠くからでもトラッキングが可能。フロントカメラでも、横を向いた被写体や向きを変える被写体をトラッキングできるようになった。
このほか、インテリジェント機能として、タイムラプス(タイムラプス、モーションラプス、ハイパーラプス)、DynamicZoom(ムーブインとムーブアウトの2種類)、ジェスチャー操作、パノラマ(3×3パノラマ、240度パノラマ、分身パノラマの3種類)、ストーリーモード(テンプレートを利用して映像を作成)を搭載している。
主な仕様
ジンバル性能
機械的可動範囲:パン-161.64度~173.79度、ロール-120.30度~211.97度、チルト-101.64度~78.55度
最大操作速度:120度/秒
バッテリー性能
容量:1,000mAh
動作時間:約6時間24分(理想的な条件下で使用した場合)
充電時間:約1時間24分(10W Type-C充電器を使用して測定)
外形寸法
展開時:276×111.5×99mm
折りたたみ時:189×84.5×44mm
重量
ジンバル:約309g
磁気スマートフォンクランプ:約31g
対応スマートフォン
重量:170~290g
厚さ:6.9~10mm
幅:67~84mm
グリップ式三脚仕様
サイズ:138×32mm
重量:約72g