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“OM SYSTEM”ロゴをペンタ部に冠した「OM SYSTEM OM-5」。11月発売

5,000万画素生成の「手持ちハイレゾショット」搭載

ブラック

OMデジタルソリューションズは、マイクロフォーサーズシステム規格のミラーレスカメラ「OM SYSTEM OM-5」を11月に発売する。カラーはブラックとシルバーの2色。価格はオープン。店頭予想価格(税込)はボディ単体が16万5,000円前後、14-150mm IIレンズキットと12-45mm PROレンズキットが19万5,000円前後。両レンズキットの発売は12月を予定。

シルバー

同社で初めてペンタ部に“OM SYSTEM”のロゴを冠したミラーレスカメラ。「カメラは持ち出さなければ意味がない」というブランドフィロソフィーを体現するモデルとして、小型・軽量の機動性を追求。持ち運びやすい小さなボディに、5軸手ブレ補正や多彩なコンピュテーショナルフォトグラフィ機能、防塵防滴性能を有したモデルとしている。

なお、キットレンズとして同梱される「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO」においても、「OM SYSTEM」のロゴが刻印されるという。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO

有効約2,037万画素のLive MOSセンサーと、画像処理エンジンにはE-M1 Mark IIIと同じ「TruePic IX」を採用。シャッター速度は1/8,000~60秒。電子シャッターは1/32,000~60秒。

AFシステムは121点のオールクロス像面位相差AFに対応。「星空AF」機能を搭載し、対応レンズとの組み合わせにおいて、これまではMFでピント合わせをしていた天体撮影に高精度のAFが利用できるようになったとしている。

TruePic IX

カメラ内で画像の合成処理をするコンピュテーショナルフォトグラフィ機能も多数搭載した。

「ハイレゾショット」機能には、僅かに位置ずれのある画像を12回撮影し、それを合成して約5,000万画素の画像を生成する「手持ちハイレゾショット」を搭載。解像度の向上とノイズの低減を実現するという。フラッシュ撮影にも対応する従来機能の「三脚ハイレゾショット」も搭載している。

このほか、「ライブND」「プロキャプチャー」「深度合成」「ライブコンポジット」「デジタルシフト」「ライブバルブ」「インターバル撮影/タイムラプス撮影」「フォーカスブラケット」「HDR」「カラークリエーター」「アートフィルタ―」「フィッシュアイ補正」などが搭載されている。

センサーシフト式のボディ内5軸手ブレ補正を搭載。補正効果はボディ単体で6.5段分、対応レンズとの協調制御で最大7.5段分としている。

動画記録では、C4K(4,096×2,160)記録に対応。連続撮影時間も無制限となっている。動画専用の手ブレ補正により、手持ちでも安定した撮影を可能としている。また、像面位相差AFの情報を活用した動画用のフォーカシング制御で、スムーズなピント合わせにも対応するという。

縦位置の動画撮影・保存にも対応。スマートフォンなどでも縦向きに再生される。このほか、カラーグレーディングなど編集の自由が高い「OM-Log」記録も可能としている。

Webカメラ機能を搭載。カメラとPCをUSBケーブルで接続することで利用可能になる。同社ソフトウェア「OM Webcam Beta」のインストールも不要としている。

対応レンズとの協調制御で最大7.5段分の手ブレ補正効果
縦位置記録に対応
ハイレゾ対応PCMレコーダー「LS-P5」(別売)を装着した様子

同社フラッグシップモデル「OM SYSTEM OM-1」と同等の、IP53の防塵防滴と-10度の耐低温性能を備えた。

EVFは約236万ドットの有機EL。背面モニターはタッチパネル式(バリアングル式)の3型約104万ドット。

バッテリーは「BLS-50」。撮影可能枚数は310枚(低消費電力s津栄モードで660枚)。USBケーブルを介した本体内充電に対応。給電には非対応。

外形寸法は約125.3×85.2×49.7mm。重量は366g(本体のみ)、414g(付属充電池およびメモリーカード含む、アイカップなし)。

EVFは約236万ドット
バッテリーは「BLS-50」
付属のストラップ
外付けグリップECG-5(別売)を装着した様子
本誌:宮本義朗