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ニコン、Vlog仕様のZシリーズ最小最軽量モデル「Z 30」。レンズキット12万円

ニコンは、APS-Cミラーレスカメラ「Z 30」を8月5日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は、ボディ単体が税込9万8,000円前後、ズームキット(DX16-50mmVRつき)が税込12万円前後、ダブルズームキット(DX16-50mmVR+DX50-250mmVR)が税込約15万円前後。

ダブルズームキット

「Vlog with Nikon」をキーワードに、動画機能の使いやすさを追求したというモデル。ニコンZシステムの持つ高い描写性能もアピールポイントとしている。APS-C機「Z 50」や「Z fc」の基本性能をベースに動画撮影に最適化した仕様とし、実売価格もレンズキットでZ 50より2万円ほど安くなる見込み。

“Zマウント最小・最軽量ボディ”という面から、デジタル一眼レフD5000/D3000系ユーザーの買い換えや、サブカメラ用途での買い増し需要も見込んでいるという。

大きな特徴として、EVFを省略し、背面モニターをバリアングル式に変更している。動画記録可能時間は従来の29分59秒から最長125分(FHD 24p/25p。4K UHD時の目安は約35分)に拡大。動画撮影中を示す赤いRECランプをレンズわきに備えた。また、ストラップの三角環が撮影中に音を立てないよう、吊り環をアイレットタイプからプレートタイプに変更したという。

また、Z 50との比較では、動画記録時も瞳AFおよび動物AFが使える点が異なる。USB端子がmicroUSBからUSB Type-Cに変更され、給電しながらの撮影にも対応した。

撮像素子はAPS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)・有効2,088万画素。最高感度は動画記録時がISO 25600、静止画記録時がISO 51200。4K UHD/30p時に約100%の画角で撮影可能。FHD/120p記録も可能。

背面モニターはバリアングル式の3.0型・約104万ドット。タッチ操作が可能。

記録メディアスロットはSDXC/SDHC/SDカード×1枚。UHS-I規格に対応する。

バッテリーは「EN-EL25」。撮影可能コマ数は約330、動画撮影可能時間は約75分。

外形寸法は約128×73.5×59.5mm。重量は約405g(バッテリー、メディア込み)、約350g(本体のみ)。

別売のBluetoothリモコン「ML-L7」に対応。同リモコンと「SmallRig トライポッドグリップ3070」のセットも用意している(店頭予想価格は約1万円)。

SmallRig トライポッドグリップ3070 リモコンML-L7セット
Fマウントアダプターにも対応している

キャンペーンと発売前展示

「Z 30 発売記念 VLOG応援キャンペーン」として、「SmallRig製ウィンドマフ」と「サンディスクSDカード64GB」を数量限定で同梱するという。

また、東京・大阪のニコンプラザでは、Z 30をテーマに動画初心者向けのコーナーを設置予定。Z 30の先行展示および製品案内を行うほか、Vlog制作のフローを撮影から編集まで体験できるようにするという。

発売記念キャンペーン品のSmallRig製ウィンドマフと、別売のSmallRig製トライポッドグリップおよびリモコンML-L7を装着

※15時10分:製品画像を追加しました。

【実機で解説】ニコン Z30の特徴を紹介!(デジカメ Watch Channel。9分8秒)
本誌:鈴木誠