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ニコン、小型軽量タイプのフルサイズ超望遠「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」。50万円

ニコンは、Zマウント交換レンズ「NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S」を7月15日に発売する。希望小売価格は税込50万500円。

野鳥、野生生物、飛行機撮影などを楽しむハイアマチュア向けという超望遠単焦点レンズ。単焦点レンズならではという描写性能を持ちつつ、開放F値をF4.5と抑えたことで、発売済みの大口径レンズ「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」と比べて半分以下の重量とした(約2,950g→約1,160g)。全長も同レンズ比で約2/3に短縮。PF(位相フレネル)レンズは採用せず、効果的なレンズ配置で小型軽量と高性能を両立したとしている。

レンズシフト式の手ブレ補正機構「VR」を内蔵し、効果は最大5.5段(シンクロVRで6.0段)。NORMAL/SPORTの2モードを備える。鏡筒側面にはフォーカス制限切り替えスイッチも用意し、「FULL(∞〜2.5m)」と「∞〜6m」を選べる。

動画撮影に配慮した部分として、高い静音性、滑らかでちらつきにくい絞り制御、フォーカス時の画角変動(フォーカスブリージング)を抑えた設計を取り入れているという。

レンズ構成は13群19枚(SRレンズ1枚、スーパーEDレンズ2枚、EDレンズ1枚を含む)。ナノクリスタルコートにより高い逆光耐性を持つとしている。最短撮影距離は2.5m。絞り羽根は9枚(円形絞り)。最小絞りはF32。

最大径×全長は約104×234.5mm。重量は約1,160g(三脚座なし)、約1,245g(三脚座含む)。フィルター径は95mm(P=1.0mm)。

別売の1.4倍/2倍テレコンバーターの装着に対応する。

本誌:鈴木誠