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DxO、Photoshop/Lightroom用プラグイン8つを集めた「Nik Collection 5」。1.6万円

部分調整ツールを強化

DxOは6月15日、Adobe PhotoshopとLightroom用のプラグイン集「Nik Collection 5」を発売した。販売価格は税込1万6,500円。従来版からのアップグレードは税込8,900円。WindowsとmacOSに対応する。

8つの編集ソフトをセットにした「Nik Collection」の最新版。Photoshop/Lightroomのほか、同社のRAW現像ソフト「DxO PhotoLab」のプラグインとして起動できるほか、スタンドアローンでも使用可能。従来版からの主な更新内容は、「Nik Color Efex」および「Nik Analog Efex」、「Nik Perspective Efex」の機能向上。また、RAW現像ソフト「DxO PhotoLab 5 ESSENTIAL版」もセット内容に含まれる。

Nik Collection 5に含まれるプラグインソフトは以下のとおり。
・Nik Color Efex(新バージョン)
・Nik Silver Efex
・Nik Dfine
・Nik Viveza
・Nik Analog Efex(新バージョン)
・Nik HDR Efex
・Nik Sharpener
・Nik Perspective Efex(新バージョン)

「Nik Color Efex」と「Nik Analog Efex」の進化点

色の強調や調整が詳細にできる「Nik Color Efex」と、ヴィンテージ写真のような効果を再現できる「Nik Analog Efex」は、ユーザーインターフェースを刷新。Nik Silver EfexおよびNik Vivezaの最新版と同じ感覚で使えるようにした。

画像内の特定の範囲を部分調整できる「U Pointテクノロジー」も進化。各コントロールポイントの名前の編集が可能になり、より管理がしやすくなったという。また、コントロールポイントの編集内容をプリセットとして保存することも可能になった。調整項目には「輝度」と「クロミナンス」が追加された。

Nik Color Efexには、モヤを除去できる「ClearView」が新たに搭載された。スライダー操作により、モヤ、霧、煙、大気汚染を抑えて「写真にコントラストと色を蘇らせる」ことができるとしている。このほか、29種類のクラシカルなカラーフィルムを再現する「グレイン・エフェクト」も追加された。

Nik Perspective Efexの進化点

パース補正を行うNik Perspective Efexの最新版では、新たに20種類以上のカメラと、60種類以上のレンズに対応。合計で7万以上のカメラとレンズの組み合わせにおいて、幾何学的ディストーションの自動補正が可能になったという。

本誌:宮本義朗