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DxO PhotoLab6がアップデート。DxOワイド色域がJPEGやTIFでも使用可能に

DxO Labs SASは2月8日、写真編集ソフト「DxO PhotoLab6」の最新版を公開した。バージョン番号は6.3。

主な更新内容として、ソフトウェア内でのICCプロファイルを用いた印刷シュミレーション機能の追加やDxOワイド色域のJPEGやTIFFへの対応などが含まれている。

特筆すべきは、ソフト校正機能が強化されたこと。各プリンターや用紙が持っているICCプロファイルを用いたソフト校正が可能なり、印刷前の確認をソフトウェア内で行うことができる。そのため、印刷時に色が違うなどと言った作業ロスが大幅に軽減できるという。

DxOワイド色域は従来、RAWデータのみの対応だったが、バージョン6.3によりJPEGとTIFファイルに対応した。DxOワイド色域はsRGBやAdobeRGBより広い色域を再現できるとしており、赤など潰れやすい色でも表現が可能だという。

そのほか、DxO光学モジュールのダウンロード画面に一括選択・解除の追加や、歪み補正時の画像の一部が欠落することなくクロップされる機能が追加された。また、PENTAX KFとSIGMA fpへの対応、バグの修正なども含まれている。

PhotoLabは、「Optics Pro」を受け継ぐ同社の旗艦製品。DxO PhotoLab 6は「PhotoLab 5」の後継として10月6日に発売された。Windows版とMacOS版が用意されている。税込での価格はエリート版(3台までインストール可)が2万3,900円、機能を限定したエッセンシャル版(2台までインストール可)が1万4,900円。1か月の無料体験版も用意している。

本誌:佐藤拓