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DxO、写真編集ソフト向けのプラグイン集「Nik Collection 6」

Affinity Photoとの連携やPhotoshopでの非破壊編集に対応

DxOは5月16日、写真編集ソフト向けのプラグイン集「Nik Collection 6」を発売した。税込価格は1万8,500円。Nik DxO Collection PhotoLab 4または5からのアップグレードは税込9,900円。WindowsとmacOSに対応する。

8つの編集ソフトがセットになった「Nik Collection」の最新版。Adobe社のPhotoshop/LightroomやSerif Europe社のAffinity Photo、同社のRAW現像ソフト「DxO PhotoLab」のプラグインとして起動できるほか、ソフト単体での使用も可能。

従来品からの変更点は、プラグイン内で編集した内容をスマートオブジェクトに変換し、Photoshopでの非破壊編集に対応したことや、編集履歴を15回までさかのぼれるようになった。そのほかプリセットの検索機能やHiDPI&マルチスクリーンへの対応などが含まれる。

編集面では、「U Point」でのグラデーション選択や反転機能、特定の色とトーンを紐付けできるカラー選択スライダー機能、編集操作のプリセット保存や編集ポイントの名称登録機能などが加わった。

各プラグインと更新内容

Nik Color Efex(新バージョン)

色やトーン、コントラストを調整できるソフト。50個以上のフィルターと20個のレシピを用意している。今回の更新でHSLスライダーを搭載した。

Nik Dfine(新バージョン)

デジタルノイズの除去を専門としており、他のプラグインに併せてUIを一刷。操作数を減らしてよりより効率をあげられるようにレシピの保存オプションを改善した。

Nik Perspective(新バージョン)

歪みやディストーションに特化したソフト。対象領域を変形させて高い精度で調整ができる「ReShape」ツールを新たに搭載。

Nik Sharpener(新バージョン)

シャープネス専門のソフト。ディスプレイや印刷の種類に合わせたシャープネスを適用できる。後日行われる更新(Nik Collection 6.2)にてインターフェースの変更を予定。

Nik HDR Efex(新バージョン)

ハイライトとシャドウを調整するHDR専門のソフト。8月リリース予定の「Nik Collection 6.3」にて露出ブレンドツールの搭載と新たなインターフェースを採用予定。

Nik Silver Efex

モノクロ専用のソフト。銀塩フィルムの特色と粒状感の再現を特徴としており、20種類のフィルムパラメータを用意。

Nik Analog Efex

クラシックカメラやレンズで撮影された写真を再現できるソフト。スクラッチやヴィネット、光漏れなどのプリセットを用意。

Nik Viveza

カラー調整用のソフト。写真全体のトーン調整に加えてハイライトとシャドウ部のみの調整にも最適だという。

本誌:佐藤拓