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キヤノン「EOS R6」が4カ月ぶりの新品1位。EOS R3は供給不足でランク外

Map Cameraの11月ランキングより

シュッピン株式会社は12月13日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2021年11月1日~11月30日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

1位:キヤノン EOS R6
2位:ソニー VLOGCAM ZV-E10
3位:ニコン Z fc
4位:ソニー α7C
5位:富士フイルム X-S10
6位:リコーイメージング RICOH GR IIIx
7位:ソニー α6400
8位:キヤノン EOS RP
9位:ニコン Z 6II
10位:キヤノン EOS R5

キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R6」が4カ月ぶりの1位を獲得した。11月はメーカーのキャッシュバックキャンペーンのほか、同店でも新品EOS Rシリーズボディを対象とした下取りキャンペーンを実施しており、それらが同機種の人気を後押ししたと同社はコメントしている。キヤノンはこのほか「EOS RP」が8位に、「EOS R5」が10位にランクインした。

11月27日に発売した「EOS R3」はランク外の12位。EOS R3はメーカーサイトで「商品の供給状況についてのお詫びとご案内」がアナウンスされているように、同店でも事前予約分に対して、実際に購入者の手元に届いたのは一部だけだったという。

2位にはソニーの「VLOGCAM ZV-E10」がランクイン。同店では幅広い年齢層のユーザーに選ばれているという。ソニーのカメラはこのほか「α7C」が4位を、「α6400」が7位を獲得している。

ニコンの「Z fc」が3位を獲得した。同店では28mm f/2.8 Special Edition キットが特に売れている一方で、ボディ単体、16-50 VR SLレンズキット(NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRシルバーが同梱)については供給が安定していない状況だという。ニコンはこのほか、「Z 6II」が9位にランクインしている。

5位の富士フイルム「X-S10」は4カ月ぶりのランクイン。X-S10は同店でも供給不足の状況が長く続いているという。発売から1年が経過するカメラだが、同店では富士フイルムのカメラの中で一番問い合わせが多い機種でもあるという。

前月のランキングで初登場1位を獲得したリコーイメージングの「RICOH GR IIIx」は6位にランクインしている。

中古デジカメ販売月間ランキング

1位:ソニー α7 III
2位:ソニー α7C
3位:キヤノン EOS 5D Mark III
4位:富士フイルム X-S10
4位:ソニー α6400
4位:ニコン D750
7位:富士フイルム X100V
8位:ソニー VLOGCAM ZV-1
9位:富士フイルム X-T4
10位:キヤノン EOS 5D Mark IV

中古部門の1位はソニーの「α7 III」。2位には同じくソニーの「α7C」が僅差で続いた。このほか「α6400」が同率4位、「VLOGCAM ZV-1」が8位を獲得している。同社は、中古部門でVLOGCAM ZV-1のように動画撮影に特化したカメラがランクインするのはきわめて異例だとコメントしている。

3位にはキヤノンの一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」がランクインした。同機は10月に2位、9月に3位と好調をキープしている。同じく一眼レフカメラの「EOS 5D Mark IV」も10位にランクイン。同店ではより低価格で購入できるEOS 5D Mark IIIがフルサイズ機の入門機として選ばれているようだと分析。一眼レフカメラではこのほか、ニコンの「D750」が同率4位にランクインしている。

本誌:宮本義朗