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「RICOH GR IIIx」がMap Cameraの10月ランキング1位を獲得。ニコン Z fcの品薄は解消傾向

シュッピン株式会社は11月13日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2021年10月1日~10月31日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

リコーイメージング RICOH GR IIIx

1位:リコーイメージング RICOH GR IIIx
2位:ニコン Z fc
3位:キヤノン EOS R6
4位:ソニー VLOGCAM ZV-E10
5位:キヤノン EOS RP
6位:ソニー FX3
7位:富士フイルム X-E4
8位:キヤノン EOS R5
9位:富士フイルム GFX 50S II
10位:ニコン Z 6II

新品部門1位を獲得したのは、10月1日発売の「RICOH GR IIIx」。同社では相当数の事前予約に加え、発売日以降も新規の注文が絶えない状況だという。また、売り上げ数を伸ばしながらも品薄になることなく安定した供給が続けれらているとしており、同社は「RICOHの企業力にも注目したいところ」とコメントしている。

2位はニコンの「Z fc」が獲得した。供給不足の影響で前月はランキング外となっていたが、同社では品薄状態も解消の方向にあるという。10月1日発売の「Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット」が販売数を伸ばしたことで今回の2位獲得に至ったとしている。ニコンのカメラはこのほか「Z 6II」が10位にランクイン。なお、年内の発売が発表されたZシリーズ初のフラッグシップ「Z 9」についてはすでに多数の予約が入っているという。

キヤノンのミラーレスカメラ「EOS R6」が3位を獲得。同じく「EOS RP」が5位に、「EOS R5」が8位にランクインしている。カメラボディが好調を維持している一方で、同社ではRFレンズの品薄状態が続いているという。

前月1位だったソニーの「VLOGCAM ZV-E10」が4位にランクイン。動画機能メインの本機に加え、ソニーのカメラはこのほかプロフェッショナル向けの動画撮影機「FX3」が前月の10位から6位に順位を上げた。一方で、α7Cが11位、α7 IIIが13位でランク外となっている。

富士フイルムの「X-E4」が7位を獲得。このほか10位には大型センサー搭載機の「GFX 50S II」がランクイン。品薄状態が続いていたX-S10はボディ単体での在庫はあるものの、XF18-55mmとのレンズキットが供給不足状態にあるという。なお、ランクインした2機種においても同様に、レンズキットの入荷数が減っている状況だとアナウンスしている。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7 III

1位:ソニー α7 III
2位:キヤノン EOS 5D Mark III
3位:ソニー α7 II
4位:ソニー α6400
5位:富士フイルム X100V
5位:キヤノン EOS RP
7位:キヤノン EOS R6
8位:富士フイルム X-T4
9位:富士フイルム X-S10
10位:ソニー α7R II

中古部門の1位はソニーの「α7 III」。ソニーのカメラはこのほか「α7 II」が3位、「α6400」が4位、「α7R II」が10位と、計4機種がランクインした。

キヤノンの一眼レフカメラ「EOS 5D Mark III」が前月の6位から順位を上げて、2位を獲得した。今月のランキングでは唯一の一眼レフカメラとなっており、同ランキング常連のニコン「D750」(前月10位)はランク外の20位に位置している。

富士フイルムは「X100V」が同率5位、「X-T4」が8位、「X-S10」が9位にランクインした。X-S10については、新品の入荷を待ちきれなかった人が中古で購入しているケースも多いようだと同社はコメント。

リコーのレンズ一体型カメラ「RICOH GR III」はランク外の11位。前回4位にランクインしていた機種だが、今月は新品部門で1位を獲得した「RICOH GR IIIx」の影響もあり順位を落としたようだと同社は分析している。

本誌:宮本義朗