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ソニー「VLOGCAM ZV-E10」が初登場1位を獲得。前月トップのZ fcは供給不足が続く

Map Cameraの9月ランキング 中古部門はソニーが5機種ランクイン

シュッピン株式会社は10月9日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2021年9月1日~9月30日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

ソニー VLOGCAM ZV-E10

1位:ソニー VLOGCAM ZV-E10
2位:キヤノン EOS R6
3位:キヤノン EOS RP
4位:キヤノン EOS R5
5位:ニコン Z 6II
6位:ソニー α7C
7位:富士フイルム X-E4
8位:富士フイルム GFX 50S II
9位:ニコン Z 5
10位:ソニー FX3

1位は、Vlog撮影に向けたソニーの「VLOGCAM ZV-E10」が獲得した。同社では老若男女を問わず、動画初心者から経験者まで幅広い層のユーザーに選ばれているという。ソニーのカメラはこのほか「α7C」が6位に、「FX3」が10位にランクイン。「α7S III」については、同社では供給不足の状態が続いているとしており、その影響により映像関係のプロカメラマンが「FX3」(前回12位)を選ぶ傾向にあるとコメントしている。

キヤノンの「EOS R6」が2位を、「EOS RP」が3位を、「EOS R5」が4位を獲得している。とくに2019年3月発売のEOS RPが伸びている背景について、同社は価格がこなれてきたことや小型軽量ボディにあう対応レンズのラインアップ拡充が人気につながっているのではないかと分析している。

ニコンの「Z 6II」が6位にランクイン。ニコンはこのほか「Z 5」が9位を獲得している。前月1位だった「Z fc」は14位に順位を落とした。Z fcについては同社では、初回入荷以降でメーカーからの供給不足状態が続いているという。

富士フイルムの「X-E4」が7位を獲得している。同じく「X-S10」は供給不足の状態が続いているため、今月のランキングでは12位となっているという。このほか、9月29日発売のラージフォーマットセンサー搭載機の「GFX 50S II」が初登場で8位を獲得した。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7 III

1位:ソニー α7 III
2位:ソニー α7 II
3位:キヤノン EOS 6D Mark II
4位:リコー RICOH GR III
5位:ソニー α7R III
6位:ソニー α7R II
6位:キヤノン EOS RP
6位:キヤノン EOS 5D Mark III
9位:ソニー α7R IV
10位:ニコン D750

ソニーの「α7 III」が1位を、「α7 II」が2位を獲得した。この2機種について同店舗では、マウントアダプターを利用してオールドレンズなど他社製レンズを装着するユーザーが多いという。このほか高画素機の「α7R III」が5位に、「α7R II」が同6位を獲得しており、9位のα7R IVを加えて計5機種がランクイン。ランキングの半数を占める結果となった。

3位にはキヤノンの一眼レフカメラ「EOS 6D Mark II」がランクイン。同じく一眼レフカメラの「EOS 5D Mark III」と、新品部門でもランクインしたミラーレスカメラ「EOS RP」が同6位を獲得している。

リコーのレンズ一体型カメラ「RICOH GR III」が4位を獲得している。同社は、10月1日発売のGR IIIxとあわせて2台持ちを計画しているユーザーもいるのではないかと予想している。

このほか、ニコンの一眼レフカメラ「D750」が10位にランクインしている。

本誌:宮本義朗