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初登場「ソニーα7 IV」が大差の1位。「ニコン Z 9」は2位に

Map Cameraの12月ランキングより

シュッピン株式会社は1月11日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2021年12月1日~12月31日の新品・中古デジタルカメラ売り上げランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7 IV

1位:ソニー α7 IV
2位:ニコン Z 9
3位:キヤノン EOS R6
4位:キヤノン EOS RP
5位:富士フイルム X-E4
6位:ニコン Z fc
7位:ソニー FX3
8位:ソニー VLOGCAM ZV-E10
9位:リコーイメージング RICOH GR IIIx
10位:キヤノン EOS R5

2021年最後に新品ランキング1位を獲得したのはソニーの「α7 IV」だった。2位に3倍以上の大差をつけての首位獲得で、同社担当者も、ここまで差がつくことは予想外だったという。

ソニーはこのほか、7位に「FX3」、8位に「VLOGCAM ZV-E10」と動画撮影に特化した2機種が並んだ。同じく動画撮影に向いた「VLOGCAM ZV-E10」については、同社では12月中頃から欠品状態が続いており、次回の入荷も未定としている。

2位にはニコンの「Z 9」がランクイン。同カメラはZシリーズフラッグシップモデルとして12月24日に発売。同社では予約開始初期より多くの予約があったという。しかし、メーカー発表もあった通り、供給不足の影響により同社でも長期的な納期遅延が予想されるとしている。ニコンはこのほか「Z fc」が6位を獲得。前回から順位を3つ下げている。

キヤノンは3位に「EOS R6」、4位に「EOS RP」、10位に「EOS R5」がランクインした。この3機種が同時にランクインするのは9カ月連続だという。11月27日に発売した「EOS R3」は供給不足の状態が続いているとしており、本ランキングでもランク外の15位に。前月の12位からさらに順位を下げる結果となった。

富士フイルムの「X-E4」が5位を獲得。2カ月ぶりのランクインとなった。なお、前月のランキングで5位だった「X-S10」は再びランク外に。両機ともに、同社では高い支持を得ながらも、メーカーからの供給が不安定な状態が続いているという。

9位を獲得したのはリコーイメージングのレンズ一体型カメラ「RICOH GR IIIx」。同カメラは10月の初登場時に1位を、11月のランキングでは6位を獲得していた。

中古デジカメ販売月間ランキング

ソニー α7 III

1位:ソニー α7 III
2位:ソニー α7C
3位:富士フイルム X-S10
4位:OMデジタルソリューションズ OM-D E-M1 Mark II
4位:リコーイメージング RICOH GR III
4位:キヤノン EOS R
7位:ニコン D750
8位:富士フイルム X100V
9位:キヤノン EOS RP
9位:ソニー α6000

中古部門は、前月と同様にソニーの「α7 III」と「α7C」がワンツーを獲得。僅差だった前月とは異なり、今月は「α7 III」が大差を付けたという。この結果について同店では、後継モデルの「α7 IV」への買い替えでα7 IIIの中古商品数が増えたことにより、中古価格が見直されたことが影響したと分析している。

3位には富士フイルムの「X-S10」がランクイン。新品の欠品状態が長く続いたため中古販売数が増加したが、ボディ単体およびダブルズームレンズキットについては供給が回復。新品での購入も増えているという。

レンズ一体型カメラからは、5位にリコーイメージングの「RICOH GR III」が、6位に富士フイルムの「X100V」がランクイン。両機が同時に中古部門にランクインするのは8月以来だという。

キヤノンのカメラは「EOS R」が6位を、「EOS R」が同率9位を獲得。このほかランク外だが「EOS R6」が12位に、「EOS R5」が15位に位置している。新品部門と同様にキヤノンのカメラが好調を見せる結果となった。

ニコンのカメラは「D750」が7位を獲得した。本ランキングで唯一、一眼レフカメラのランクインとなった。

本誌:宮本義朗