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U Pointテクノロジーの利便性が向上。処理速度もアップしたRAW現像ソフト「DxO PhotoLab 5」

U Pointテクノロジーの感度調整が可能になった

DxO Labs SASは、写真編集ソフト「DxO PhotoLab 5」を10月20日に発売した。Windows版とMac版を用意し、価格はエリート版(3台までインストール可)が税込2万1,900円、機能を限定したエッセンシャル版(2台までインストール可)が1万3,900円。なお11月14日までは発売記念特価としてそれぞれ1万6,498円、1万998円で販売する。1か月の無料体験版も用意している。

PhotoLabは、「Optics Pro」を受け継ぐ同社の旗艦製品。光学補正を原点とし、AI技術に基づくDeepPRIMEエンジンによるノイズ低減、U Pointテクノロジーによる部分調整などを用いた編集効率の高さや、フォトライブラリにおける高度な画像管理機能をアピールしている。以下では、フル機能のエリート版に含まれる新要素を取り上げる。

同社が“インテリジェント・マスキングシステム”と表現する範囲選択ツール「U Pointテクノロジー」には、円形のコントロールポイントに加え、新たに帯状に範囲を指定する「コントロールライン」が加わった。より正確かつ自然な結果を得るためとして、感度設定も可能になっている。

新搭載の「コントロールライン」機能

また、フォトライブラリ機能では、IPTCとExifデータの処理や、それらをAdobe Lightroomなどのサードパーティ製ソフトと同期することが可能になった。外部ソフトで編集した情報をPhotoLabに取り込むこともできる。

RAWファイルの現像に特化した画像処理エンジンの「DeepPRIME」は、約20年前からDxOのラボで分析されたという数百万枚の画像によるディープラーニングで強化。現像とエクスポート処理の最適化と、所要時間の短縮を実現したという。具体的には、Windows環境で1.5倍、アップルM1チップで4倍のスピードとレスポンス向上があるという。

そのほか、富士フイルムのX-Trans CMOSセンサー搭載機にベータ対応したのもポイント。X-E4、X-S10、X-T4、X100Vといった最新モデルを含む18機種をサポートする。DxOでは専用サイトを用意し、Xシリーズユーザーからベータ対応に関するフィードバックやコメントを受け付ける。

新機種への対応としては、キヤノンEOS Ra、DJI Air 2S & Mini 2、富士フイルムX-E2/X-E2S/X-E3/X-E4/X-H1/X-Pro2/X-Pro3/X-S10/X-T1/X-T2/X-T20/X-T3/X-T30/X-T4/X100F/X100T/X100V/X70、ニコン Z fc、OLYMPUS PEN E-P7、パナソニックLUMIX GH5 II、PENTAX K-3 Mark III、ソニーVLOGCAM ZV-E10が挙げられている。

IPTCデータの処理画面(右側タブ)

なお同社は、銀塩フィルムの仕上がりを再現するソフトの最新版「DxO FilmPack 6」も同日に発売している。

本誌:鈴木誠