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KPI、「Meyer Optik Görlitz」の販売を再開。“シャボン玉ボケ”のトリオプランも刷新
2021年7月8日 15:00
株式会社ケンコープロフェショナルイメージング(以下、KPI)は7月7日、ドイツ製交換レンズ「Meyer Optik Görlitz」(メイヤーオプティックゴルリッツ)の販売を再開すると発表した。
Meyer Optik Görlitzは、1896年に創業したドイツのレンズブランド。3群3枚のレンズ構成で、シャボン玉ボケ(Bubble Bokeh)と呼ばれるボケ効果が特徴の「Trioplan」(トリオプラン)などで知られている。
KPIでは2017年から日本国内での販売を開始していたが、2018年に販売元のnetSE社(ドイツ)が倒産したことにより販売を休止していた。2018年12月に、レンズ製造分野における技術ノウハウをもつOPC OPTICS社(ドイツ)が同ブランドの商標権を取得し生産を再開。それをうけて、このほどKPIでも販売を再開することとなった。
生産の再開にあたり、オリジナルモデルを重視しながらも、最新のテクノロジーを駆使して光学設計の改善や機械設計を最適化して開発を進めたという。ラインアップは、製品名に“II”を冠した「Lydith 30mmF3.5 II」「Trioplan 50mmF2.8 II」「Primoplan 58mmF1.9 II」「Primoplan 75mmF1.9 II」「Trioplan 100mmF2.8 II」の5本。
製品ラインアップ
Lydith 30mmF3.5 II
最短撮影距離が15cmと短く、近接撮影にも適するという広角レンズ。従来モデルから光学系を改良し、画面全体で鮮やかなシャープネスと忠実な色再現を実現しているという。対応マウントはキヤノンEF、ニコンF、富士フイルムX、ソニーE、マイクロフォーサーズ、ペンタックスK、ライカM、ライカL。
レンズ構成:5枚
絞り羽根:10枚
最短撮影距離:15cm
フィルター径:52mm
全長:53mm~71mm(マウントにより異なる)
重量:230g~270g(マウントにより異なる)
販売価格(税込):14万2,780円
Trioplan 50mmF2.8 II
“シャボン玉ボケ“で知られる標準レンズ。近距離撮影時には軽い渦巻状のボケ効果も得られるという。対応マウントはキヤノンEF、ニコンF、富士フイルムX、ソニーE、マイクロフォーサーズ、ペンタックスK、ライカM、ライカL、M42。
レンズ構成:3群3枚
絞り羽根:12枚
最短撮影距離:40cm
フィルター径:52mm
全長:52mm~61mm(マウントにより異なる)
重量:200g~240g(マウントにより異なる)
販売価格(税込):14万2,780円
Primoplan 58mmF1.9 II
絞り開放時に渦巻状のボケ効果が得られるというレンズ。合焦しているところからボケているところまでスムーズな変化で奥行き感を演出するという。対応マウントはキヤノンEF、ニコンF、富士フイルムX、ソニーE、マイクロフォーサーズ、ペンタックスK、ライカM、ライカL、M42。
レンズ構成:4群5枚
絞り羽根:14枚
最短撮影距離:50cm
フィルター径:52mm
全長:53mm~71mm(マウントにより異なる)
重量:230g~270g(マウントにより異なる)
販売価格(税込):14万2,780円
Primoplan 75mmF1.9 II
“クリーミーなボケ”効果を特徴とする中望遠レンズ。対応マウントはキヤノンEF、ニコンF、富士フイルムX、ソニーE、マイクロフォーサーズ、ペンタックスK、ライカM、ライカL、M42。
レンズ構成:4群5枚
絞り羽根:15枚
最短撮影距離:75cm
フィルター径:52mm
全長:55mm~85mm(マウントにより異なる)
重量:300g~360g(マウントにより異なる)
販売価格(税込):15万9,200円
Trioplan 100mmF2.8 II
クラシックな3枚構成のレンズと15枚羽根の絞りによる“シャボン玉ボケ“が得られるという中望遠レンズ。従来モデルから機械設計を最適化し、光学設計を改善したことで最短撮影距離を90cmに短縮したという。対応マウントはキヤノンEF、ニコンF、富士フイルムX、ソニーE、マイクロフォーサーズ、ペンタックスK、ライカM、ライカL、M42。
レンズ構成:3群3枚
絞り羽根:15枚
最短撮影距離:90cm
フィルター径:52mm
全長:83mm~115mm(マウントにより異なる)
重量:320g~390g(マウントにより異なる)
販売価格(税込):15万9,200円