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“シャボン玉ボケ”で知られる交換レンズ「メイヤーオプティックゴルリッツ」が復刻、日本でも販売へ

1月10日まで大幅値引きのキャンペーンも

左からTrioplan 50mmf2.9、Trioplan 100mm f2.8 リミテッドエディション、Trioplan 100mm f2.8。

株式会社ケンコープロフェッショナルイメージング(KPI)は、ドイツ製の交換レンズ「Meyer Optik Görlitz」の受注を12月15日より開始すると発表した。取り扱いは一部店舗および直販限定。

Meyer Optik Görlitz(メイヤーオプティックゴルリッツ)は、1896年に創業したドイツのブランド。3群3枚トリプレット型の「Trioplan」(トリオプラン)などで知られる。

紆余曲折ののちレンズ生産が途絶えていたが、Trioplanの100周年を記念し、ドイツのnetSE社が6製品の復刻にこぎつけた。特にTrioplanはシャボン玉ボケ(Bubble Bokeh)と呼ばれるボケが特徴で、中古レンズ市場でも知られた名である。

復刻に際して資金をクラウドファンディングで集めたところ、全世界の支持を得て成立したという。「Trioplanは現代のレンズと表現がまったく違う」とは、netSEの営業部長、Benedikt Hartmann氏の言葉。

Nocturnus 50mm f0.95 II以外のレンズは、当時の光学系をほぼそのまま再現したという。

いずれもマニュアルフォーカス。絞りリングは鏡胴の前側に位置し、クリックストップは設けられていない。

発表会に合わせて来日したnetSEのBenedikt Hartmann

※価格表記はすべて税別
※作例はすべてnetSE社提供

Trioplan 35+f2.8

スナップ、ドキュメンタリー向けの焦点距離。

希望小売価格

19万8,000円

マウント

キヤノンEF、ニコンF、富士X、ソニーE、マイクロフォーサーズ、M42、ライカM、ライカTL、ペンタックスK

絞り羽根

12枚

最短撮影距離

0.3m

フィルター径

37mm

重量

220g

Trioplan 50mmf2.9

1916年に登場したオリジナルのレンズはは「シャボン玉ボケ」で知られたレンズ。点光源をぼかした際、特徴的な輪郭を持つ円ボケが発生する。

希望小売価格

19万8,000円

マウント

キヤノンEF、ニコンF、富士X、ソニーE、マイクロフォーサーズ、M42、ライカM、ライカTL、ペンタックスK

レンズ構成

3群3枚

絞り羽根

12枚

最短撮影距離

0.25m

フィルター径

35.5mm

重量

220g

Trioplan 100mmf2.8

円ボケの輪郭に色がついており、光の状況により色が変化しがち。

最大撮影倍率は2分の1。被写体に近寄り、大きく写す場合にも使える。

希望小売価格

21万5,000円

マウント

キヤノンEF、ニコンF、富士X、ソニーE、マイクロフォーサーズ、M42、ライカM、ライカTL、ペンタックスK

レンズ構成

3群3枚

絞り羽根

15枚

最短撮影距離

1m

フィルター径

58mm

重量

380g

Trioplan 100mm f2.8 リミテッドエディション

上記Trioplan 100mm f2.8のシルバー鏡筒モデル。

希望小売価格

26万8,000円

Lydith 30mm f3.5

0.16mという最短撮影距離が特徴のコンパクトなレンズ。被写体に近接して撮影した際、背景に油彩画のようなタッチのボケが生じる。

希望小売価格

19万8,000円

マウント

キヤノンEF、ニコンF、富士X、ソニーE、マイクロフォーサーズ、M42、ライカM、ライカTL、ペンタックスK

レンズ構成

5群5枚

絞り羽根

12枚

最短撮影距離

0.16m

Primoplan 58mm f1.9

オリジナルは80年前にMayerの設計者、ポール・シェファーが開発したレンズ。当時、世界で最も明るいF1.9の開放F値が話題を呼んだという。ラウンド状の渦巻くボケが特徴。

希望小売価格

21万5,000円

マウント

キヤノンEF、ニコンF、富士X、ソニーE、マイクロフォーサーズ、M42、ライカM、ライカTL、ペンタックスK

焦点距離

58mm

レンズ構成

4群5枚

絞り羽根

12枚

フィルター径

37mm

重量

220g

Primoplan 75mm f1.9

繊細でクリーミーなボケが得られるというポートレート向けのレンズ。

希望小売価格

26万8,000円

マウント

キヤノンEF、ニコンF、富士X、ソニーE、マイクロフォーサーズ、M42、ライカM、ライカTL、ペンタックスK

焦点距離

75mm

レンズ構成

4群5枚

絞り羽根

14枚

最短撮影距離

0.75m

フィルター径

52mm

重量

290g

Nocturnus 50mm f0.95 II

このレンズのみ光学系を新たに設計し、ソニーEマウントに的を絞った。他のMeyer製品と異なるコンセプトを持ち、どちらかというと明るさと自然なボケの両立を特徴としている。

希望小売価格

39万8,000円

マウント

ソニーE

焦点距離

50mm

レンズ構成

7群10枚

絞り羽根

15枚

最短撮影距離

0.5m

フィルター径

67mm

重量

830g

販売開始キャンペーン

12月15日から2018年1月10日の間、直販サイト「KPI D-Shop」において、期間限定で価格が引き下げられる。

交換レンズ製品の初動としては珍しい施策だが、ワールドワイドでも同様のキャンペーンが行われる予定で、それに準じたかたち。

Trioplan 35+f2.8

19万8,000円→14万8,000円

Trioplan 50mm f2.9

19万8,000円→12万2,000円

Trioplan 100mm f2.8

21万5,000円→19万6,000円

Lydish 30mm f3.5

19万8,000円→12万2,000円

Primoplan58mm f1.9

21万5,000円→13万5,000円

Primoplan75mm f1.9

26万8,000円→18万4,000円

本誌:折本幸治