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富士フイルム、スマホの写真をチェキプリントする「instax mini Link」

最大5人の写真をその場でコラージュ モーションセンサーで操作も

アッシュホワイト

富士フイルム株式会社は、instaxフィルムを使用するスマートフォン用プリンター“チェキ”「instax mini Link」を10月11日に発売する。カラーはアッシュホワイト、ダスキーピンク、ダークデニムの3色。価格はオープン。店頭予想価格は税別1万3,500円前後の見込み。

Bluetooth(Ver.4.2、LE対応)により、専用のスマートフォンアプリに接続することで、スマートフォンに保存されている写真をinstaxフィルムにプリントできる(対応画像フォーマットはJPEG、PNG、HEIF)。使用するフィルムは、「富士フイルム インスタントフィルム instax mini」。なお、本機はプリンター機能のみとなっており、カメラ機能は搭載されていない。

本体にはモーションセンサーが搭載されており、本体を傾けることでズームイン/アウト操作が可能となっている。このほか、スマートフォンによる撮影でリモコンとして使用(電源ボタンがシャッターボタンになる)することもできる。

専用アプリは、動画からプリントしたい場面を切り出すことができる「Video Print」機能を備えているほか、相性診断ができる「Match Test」機能、最大5人が各自のスマホから送った画像を組み合わせて1枚のプリントをつくりあげる「Party Print」機能などの多人数でプリントを楽しめる機能が盛り込まれている。

このほか、スワイプアップ操作でプリントしたい画像をinstax mini Link側へ転送できるなど、直感的な操作も可能となっているという。

同じくスマートフォンアプリの「FUJIFILM Camera Remote」を利用すれば、同社のデジタルカメラXシリーズおよびGFXシリーズで撮影した写真のプリントも可能だとしている。

外形寸法は、90.3×34.6×124.5mm。質量は209g(フィルム別)。電源はリチウムイオン電池(内蔵型:取り外し不可)で、プリント枚数の目安は約100枚。

このほか、instax miniシリーズで使用できる新しいフィルムも10月18日に発売となる。製品名は「MERMAID TAIL」。フレーム部分が光沢のあるカラフルなデザインで、写真をより華やかに演出するとしている。価格はオープン。店頭予想価格は税別800円前後の見込み。

同コンセプトの製品としては「instax SHARE SP-3 SQ」(2017年11月発売)がある。「instax mini Link」との大きな違いは対応するプリントフィルムのサイズ。instax SHARE SP-3 SQはスクエアサイズの「instax SQUAREフィルム」に対応する。

本誌:宮澤孝周