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受注生産のカスタム一眼レフ「PENTAX KP J limited」
特製ウッドグリップや着脱式ペンタカバーを付属
2019年6月13日 12:06
リコーイメージングは、デジタル一眼レフカメラ「PENTAX KP J limited」を7月31日に発売する。受注生産の特別モデルで、6月13日に受注を開始した。店頭予想価格は税込14万円台後半。レンズは付属しない。カラーはBlack & GoldとDark Night Navyの2種類。
CP+2019の同社ブースに「PENTAX KPカスタム」として展示されていたモデル。個人の道具であるカメラへの愛着を深めてもらうための試みとしてテストマーケティングを繰り返し、ユーザーから熱い支持を得たことでファクトリーカスタムモデルとして製品化が決定したという。
製品名の"J limited"は、「1%でも、熱烈に支持して愛してくれるユーザーが存在してくれるのなら、その人たちのために造ろう」というコンセプトに共感する企業や個人の協力によって始まったプロジェクトの名前。
装着されるウッドグリップは、北米産ウォルナットを削り出し、9層のコーティングを施したもの。高級車のステアリングも手がけるミロクテクノウッドの協力を得た。Black & Goldは手吹き仕上げによるグラデーションが特徴で、Dark Night Navyは高級墨による染色で黒銀色に仕上げた。
レンズマウント部にはシチズン時計の表面硬化技術「デュラテクトDLC」(DLC=Diamond-Like Carbon)を採用。ダークグレー色をベースにした精悍な輝きが上質感を演出するという。
ペンタプリズム部分には、着脱式のカスタムトップカバーを用意。面の組み合わせにこだわったデザインにより、光の当たり方で大きく表情が変わるという。金属削り出しのホットシューカバーで固定する。
加えて、モードダイヤルの「U5」ポジションに、写真家 吉村和敏氏が風景撮影を行う際のカメラセッティングを再現した「PH-mode Yoshimura」を登録している。
ベースモデルのPENTAX KPは、APS-Cサイズ相当の有効約2,424万画素CMOSセンサーを搭載する一眼レフカメラ。5軸・5段のボディ内手ブレ補正機構、チルト式液晶モニター、Wi-Fi機能などを備える。ボディはマグネシウム製で、防塵防滴機構も有する。