ニュース

ペンタックス、APS-C用魚眼ズームレンズをリニューアル

鏡筒デザインやコーティングを刷新

株式会社リコーならびにリコーイメージング株式会社は、ペンタックスのAPS-Cサイズセンサー搭載カメラ用交換レンズ「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED」(KAFマウント)を7月26日に発売する。希望小売価格は税別7万8,000円。

APS-Cフォーマットで180度の対角魚眼域から100度までの画角を得られる、35mm判換算10-17mm相当の魚眼レンズ。

現行製品「smc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED(IF)」(2005年発売)をベースに、レンズコーティングを全面的に見直すことで逆光撮影時のゴーストやフレアーの発生を抑制し、抜けの良い描写を実現したとしている。

レンズコーティングには、可視光域における平均反射率を約50%以下(従来比)に抑えたというHDコーティングが採用されている。また、レンズ前面にはSPコーティングが施されており、指紋などの油汚れへの耐性が高められている。

このほか、特殊低分散(ED)ガラスを採用し、色収差を補正。コントラストが高くクリアな描写を実現したという。

サイズは前モデルの大きさを維持しながらも、他の同社DA、DFAレンズにあわせた新しいデザインを採用。フードの取り外しも可能となった。

フルサイズセンサーを搭載するPENTAX K-1やPENTAX K-1 Mark II装着時は、クロップ機能「FF」を利用することで、円形に近い構図で魚眼撮影を楽しむこともできるとしている。

レンズの構成枚数は8群10枚。最小絞りはF22〜32で、絞り羽根の枚数は6枚。最短撮影距離は0.14m、最大撮影倍率は0.39倍。

最大径×長さは約67.5×70mm。質量は約317g(フード装着時は約323g)。

フィルターの装着には対応していない。

本誌:宮澤孝周