オリンパスZUIKOレンズ 写真家インタビュー
高倍率ズームとは思えない高画質 光を見ながら幻想的な情景を探す…喜多規子さん
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
2020年8月24日 07:00
オリンパスZUIKOレンズを使う写真家に、作品表現でのポイントや使い勝手をお聞きする本企画。
今回は風景写真家の喜多規子さんに、被写体への想いや機材についての考え方などを述べていただきました。あわせて交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」による作品も掲載しましたので、風景写真における本レンズの世界をご堪能ください。「OM-D E-M1 Mark III」による豊かな色彩表現にも注目です。
喜多規子(きたのりこ)
日本写真協会会員。東京都在住。東洋英和女学院大学卒。写真家、前川彰一氏に師事。2019年よりフリーの写真家として活動。2019年に個展『MOMENT』開催。写真集『MOMENT』(文一総合出版)出版。
現在の主な写真活動は
写真誌への寄稿やセミナーなど幅広く活動するとともに、国内で自然風景を中心に取材しています。
写真にのめり込むようになったきっかけは?
愛犬の写真を可愛く撮りたくて一眼レフカメラを購入したことです。購入後、すぐにカメラメーカーの使い方講座や撮影技術を学ぶ講座を受け、愛犬の写真はもちろんのこと、様々な被写体を撮影することが楽しくなりました。ちょうど10年前に友達と参加した秋の志賀高原の紅葉撮影ツアーで、霧が漂う幻想的な情景に出合い、その感動や喜びを写真に表現したいという思いから風景写真にのめり込み、写真誌の月例コンテストにも挑戦するようになりました。
デジタルカメラマガジン2020年9月号の連載で、茨城県の自然風景を撮影されています。自然風景における茨城県の魅力とは?
茨城県は内陸性気候と放射冷却によって川霧が頻繁に発生します。前日の寒暖差や雨の翌朝は晴れという天気予報を見てから撮影に出掛けると、毎回期待通りの素晴らしい情景に出合うことが出来ます。
幻想的な風景を撮るためのテクニックや考え方を教えてください。
天気予報などを確認し、ある適度気象条件を予測して撮影に出かけます。幻想的な風景は刻々と変化するので、同じ場所で三脚を立てて待つというよりは、光を見ながら動いて撮影することが多いです。
風景写真を撮る上で活用されているWebサービスやスマホアプリなどありましたらご紹介ください。
日の出 月の入(BecomingSystems)
Star Walk2(Vito Technology Inc)
※いずれもスマートフォン用アプリ
オリンパスOM-Dシステムで気に入っているところは?
小型軽量による圧倒的な機動力が手に入り、手持ち撮影の頻度も増え、作品づくりの上で発想力と表現力の幅が広がったことです。また防塵・防滴なのでハードな撮影でも安心して長時間撮影できるところです。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の特徴・使い所など教えてください。
35mm判換算で24mmの広角域から200mmの望遠域までをカバーする高倍率ズームレンズなので、ほとんどの風景写真がこの1本でまかなえる便利なレンズです。また、高倍率ズームレンズとは思えないほど解像度も高く、シャドウからハイライトまでの階調のつながりの素晴らしさには毎回驚かされます。
告知がありましたらぜひ!
オリンパスプラザ(東京および大阪)で開催される「オリンパス自然風景フォトウィーク 2020」におきまして、喜多規子写真展『栞―four seasons―』の展示をそれぞれのクリエイティブウォールでいたします。
オリンパスプラザ東京:2020年9月11日(金)〜9月23日(水)
オリンパスプラザ大阪:2020年10月2日(金)〜10月14日(水)
※どちらも木曜休館・クリエイティブウォールでの展示
デジタルカメラマガジン最新号に喜多規子さんが登場!
デジタルカメラマガジン2020年9月号の連載「日本列島ZUIKOLENSの旅」に、喜多規子さんによる記事が掲載されています。
47人の写真家が47の都道府県を巡るというこの連載で、喜多さんには茨城県で撮影された風景作品を紹介いただきました。
協力:オリンパス株式会社