編集後記

2020年10月23日

鈴木誠

ちょっと前のiPhoneに付属していたイヤホンマイク。ふと手元のギターアンプ(ヤマハTHR10C)にも繋いでみたところ、生音が入り込んでくるせいか本格的なイヤホンよりいい感じに。

引き続き在宅勤務がメインで、オンライン会議も週に数回ペースで利用しています。最初は気張ってワイヤレスのAirPodsを持ち出したり、MacBookの内蔵カメラではなくiPhoneを外部カメラに使っていたりしたのですが、「iPhoneの同梱イヤホン(4極3.5mmジャック)をそのままMacBookに繋ぐ」のが最も気楽だとわかり落ち着きました。古いiPhoneの箱から未使用品を引っ張り出して使っています。

iPhone 12シリーズも、一部が本日発売になりました。iPhone Xの使い心地に満足していて、バッテリーもAppleCare+で交換したばかりのため急は要しないものの、そういう遊び半分のものほどワクワクしますね。底面端子はLightningからUSB Type-C端子にならないまま、端子ごとなくなっていくような気もしてきました。

そういえば、スマートフォンの話題でもどかしいのは、搭載されるカメラおよび画像処理技術の詳細について、カメラファンとして理解・納得できるような回答が端末メーカーから得られないことです。デジタルカメラ自体もアルゴリズムに企業秘密が満載なので、特にミラーレスカメラではその傾向が強くなってきています。原理を知ることは楽しいですが、かつてのように、物理的なロスが減ったから連写が速くなった、というような明解な理解・納得はなかなか得られないでしょう。

では何を楽しめるのかというと、純粋な撮影用途のほかに、最新技術で本来の撮影技術以上のものが撮れる楽しさだったり、ハードウェアそのものから得られる「いいもの感」に尽きるのかな、という気がします。各社のカメラを高価なものから安価なものまで(店頭デモ機でも十分なので)手に取ってアレコレ操作してみると、各社の本当の意味での「こだわり」だったり、作り手が良いモノをどれだけ知っているか(および、ユーザーが良いモノを知っている人達だと思っているか)がうかがい知れるような気がしています。

しかし買い物に正解はなくて、買った当人の納得が一番であり全て。その選択が正しかったかどうかを不安に感じて、他人の判断に頼ったりすることはないと思います。なんとなく自分が気に入ったから買った。それでよいではありませんか。

というわけで、先日の松屋銀座では箱潰れデッドストックのテーブル三脚2本(計5,000円)と、プラ製の28mmファインダー(3,000円)を買いました。久しぶりのお出かけでした。