カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

K・刻をこえて 独創篇(その4)

これまでのお話

プラクチカマウントであるM42マウントは、旭光学では通称Sマウントと呼ばれたりもしています。これらは(ほぼ)すべて互換性があるスクリュー式のレンズマウントです。スクリューを採用したペンタックスSPは大ヒットしましたが、次世代であるAE機にはバヨネットのほうが向いていました。AE機を目指したメタリカとメモリカはバヨネットですが、5年後に製品化された絞り優先AE機のペンタックスESは引き続きスクリューを採用していました。旭光学がバヨネットに切り替えるのは1975年のK2です。先週触れたペンタックス6×7よりも後のことです。

※本コンテンツはフィクションであり、実在の製品・団体・人物・地名とは関係ありません。

2010年に漫画サークル「ていこくらんち」をはじめる。2015年に出した同人誌「カメラバカにつける薬」が、あれやこれやでデジカメ Watchで連載させていただくまでになりました。カメラだけじゃなく、その向こう側にいる人たちの想いを伝えていければいいなと思っています。兄者がSと言っているのは、ペンタキシアンならではですね。