カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch

EOSの目覚め(接触篇その3)

これまでのお話

手元の資料によると、当時の空気としてはコンパクトカメラが売れていたようです。一眼レフカメラはプロが使うような難しいものであり、かつ重く、大きいため、初心者は敬遠していました。要は売れていなかったんですね。そんな一眼レフをまたたく間に世間…を通り越して世界に広めたのがミノルタα-7000です。その様子は「アルファショック」と呼ばれています。オートフォーカスで簡単操作、軽い、小さい、を実現した……、とあります。いまそのミノルタα-7000を実際に見ると、未来感のあふれるデザインに驚きます。そうそう、昭和が夢見た未来ってこんなだったな…! みたいな。

※本コンテンツはフィクションであり、実在の製品・団体・人物・地名とは関係ありません。

飯田ともき

2010年に漫画サークル「ていこくらんち」をはじめる。2015年に出した同人誌「カメラバカにつける薬」が、あれやこれやでデジカメ Watchで連載させていただくまでになりました。カメラだけじゃなく、その向こう側にいる人たちの想いを伝えていければいいなと思っています。CP+2019にα-9000を持ってマンフロット壁を見に来てくれたあなた、ありがとう。おかげで今回の話のイメージが固まりました。