岡嶋和幸の「あとで買う」
648点目:5万円台のカラーマネジメントモニター
BenQ「SW240」
2023年2月7日 07:00
ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。
BenQ「SW240」
ディスプレイはCRTのナナオの時代から、ずっとEIZO製品を愛用しています。この先も変わらないと思うのですが、フォトスクールの生徒さんにはほかのメーカーのものを勧めることもあります。ハードウェア・キャリブレーションと、上位クラスのインクジェットプリンター愛用者はAdobe RGB対応の製品であることがポイントになりますが、27インチでそれらの条件を満たすものは10万円を超えてしまいます。
作業環境が広くてお勧めなのですが、自宅では大きすぎて設置できないという人もいるでしょう。そのあたりについてはデジタルカメラマガジン2022年11月号のプリント連載でも取り上げているので参考にしてほしいのですが、24インチのほうが価格がグッと抑えられていて手を出しやすい点が魅力です。
BenQの「SW240」は前述の条件を満たす24.1インチのディスプレイで、販売価格は5万6,000円前後とお買い得です。別売ですが専用の遮光フードも用意されています。あとは定期的なキャリブレーションが欠かせませんが、599点目でキャリブレーションツールを紹介しているので参考にしてください。
デジタルカメラマガジン2023年1月号のプリント連載でもキャリブレーションツールを取り上げています。カラーマネジメントディスプレイと組み合わせることで、カラーマッチングなどプリントでの悩みが解消されることでしょう。キヤノン「PRO LINE PRINTER」のスペシャルコンテンツの「プリント講座」もぜひご覧ください。