岡嶋和幸の「あとで買う」

1,176点目:フィルムを持ち歩きやすいソフトケース

JJCのフィルムポーチ

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

JJCのフィルムポーチ

「PENTAX 17」が発売になり、フィルム熱がじわじわと高まってきているようです。フィルムカメラで撮影に行くときは、デジタルカメラとは違ったアクセサリーが必要になることもあります。

その1つがフィルムケース。142点目でKODAKやeToneブローニー用だと353点目でKODAKの製品を紹介しましたが、プラスチックやスチールでできたケースが多い傾向です。611点目のウォータープルーフ1,041点目の大容量タイプのケースもありますが、36枚撮りフィルム1本で2倍の72枚撮れるPENTAX 17ではそんなにたくさん持ち歩くことはないでしょう。

私は5本でも多すぎるくらいですが、最近使いやすく感じているのが本日のこの製品。ソフトタイプの筆入れのようなポーチで、ファスナーで開閉します。内側にはフィルム5本分のスロットのほか、小物用の収納ポケットもあります。ハンドストラップが付属し、販売価格は35mm用とブローニー用のどちらも2,200円前後です。

JJCからはフィルムピッカーも発売になっています。販売価格は1,600円前後で、252点目で紹介したMatinやeToneの製品より少しだけ安めです。

堀内カラーの製品はもう買えなくなっているようです。自分でフィルム現像する人には必須のアイテムですが、しない人もうっかりフィルムを巻き込んでしまったりときのベロ出しで有効です。そのような緊急時のために、フィルムポーチの内ポケットの忍ばせておくのも良いでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。